すみだ総合車輛センター SUMIDA Comprehensive Depot
主に鉄道模型製作や改造、オーバーホールの代行の記録。たまにプラモデル、稀にどこか行きます。偉大な日本をもう一度。
オリジナルカラーと既成カラー 
05/02
モデラー歴四半世紀、いっちょまえに「こだわり」なんてモノを持っておりまして、こと「色」に関しては今までもたくさん試行錯誤を繰り返してきた項目であります。
色色々でも述べたようにオリジナルカラーの調合をすることは造作もなく、最近は1つのモデルに1つは何かしらオリジナルカラーが含まれているような気さえします。
そんな私が今反省しているのは、「恒久的に作り続けるであろうもの」にオリジナルカラーを使ってしまったこと。
具体的には、ヒイキにしている東武の電車の床下機器カラー、屋上機器カラー。
指定どおりのGM9番グレーをそのまま使っていましたが、「何か違う」と感じるまでには時間はかかりませんでした。
10年ちょっと前にエアブラシを手に入れたら、さっそく床下機器の色を作ってみたのです。
色自体は悪くないのですが…手間であるということと、足りなくなって追加で欲しくなった場合は、簡単な調合ならともかく全く同じ色を作るのは不可能。
オリジナルカラーの最大の短所です。
手間と効果を天秤にかけたら、既成カラーで最適な色を見つける方が良いという結論に達しました。
グレー系は選択肢がたくさんあるのでちょうどよい1色が見つかると思っています。
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第1候補としてこちらのエクストラダークシーグレーを手に入れました。
GM9番グレーが純粋なグレーに近いものであるのに対し、こちらはほんの少しだけ青みがかっています。
私的1/150スケール感は少し暗い色具合ですが…
ハッキリ言って完全に暗すぎます、負け確定です笑
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結果はこの通り、暗すぎます!
コレはダメです。
第2候補として手に入れたのはミディアムシーグレー、グレーFS36320、の3色。
手持ちのキット製作品の床下機器の色を落として塗装してみましょう。
まずはミディアムシーグレー。
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続きましてはグレーFS36320。
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最後はグレイッシュブルーFS35237。
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露光などが調整できないから撮影がうまくいかず差が分かりにくいので、1枚にした写真をどうぞ。
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この比較ではグレイッシュブルーがいい感じです!
今回検証として用意したのは以上の4色。
床下機器はグレイッシュブルー、屋上機器はミディアムシーグレーがしっくりきますね!
オーディションに落ちたグレーは今後ストラクチャーなどに使われます。
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ケータイのカメラでは色味がわかりにくくなりますね…
最近はガイアカラーというラインナップもあり既成カラーの選択肢も増えたのでずっと使う色は出来る限り既成カラーで揃えることにしましょう。
そしてモデラー仲間のみんなでそれの大発表会をしましょう。
色同士のバランス、これは完全に感覚となりますので、その人のセンスがわかる思います。
造形やアイデアも当然ですが、色のそれも無意識に感じ取って「この人すごい!」になるんだと思います。
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