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すみだ総合車輛センター SUMIDA Comprehensive Depot

主に鉄道模型製作や改造、オーバーホールの代行の記録。たまにプラモデル、稀にどこか行きます。今年は静かな向島…

1/80東急1000系の「きになる電車」の床下機器「きになるきき」を3Dプリンターで作ろう2/2  

きになるききが注文先のDMMから到着しました!


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でかいなぁ!

オーラが漂います!

下にあるやつがNゲージのものですので、比べるとやっぱりでかいです。

Nゲージのやつの話はいずれ。


さっそく洗浄して、造形がわかるようにプライマー入りサーフェーサーを吹きましょう。


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おお〜

オーラが漂います!

もうなんか1箇所すごそうなところがありますね!

じっくり見ていきましょう。



★きになるHS-10


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いいですね〜

いいですね〜

何日もかけて描いた甲斐があります!

ボルトの1つ1つまでしっかり出ています!

上に穴を開けたおかげで入り組んだ造形でも塗装がしやすくなっています。

親切設計。


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配管も目で追えます!

エアクーラー部分が横に出ているので、3Dプリンターの強みが強調されています!

「HS-10なんて…」と最初は思っていましたが、描くために調査してたら思ったより複雑な形状で「コレは3Dプリンター向きだ!」と気持ちが変わりました!



★きになるミニVVVF

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初めて描いたミニVVVFです!

メッシュがしっかり表現されて、イイ感じです!

冷却ユニットの手前の面に後退角が付いておらず、出力面と同一なのでかなりキレイです!

わずかに潰れていますが、この差はわかりません。

サポート材がつく面でもないし…


わかりにくいですが、冷却ユニットの下の取っ手みたいなやつもちゃんと抜けています!

小さくなれば、つかめるということです!

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冷却ユニットはこんなに飛び出しました。

これが取り付けられる1217号は動力車なので奥行きが取れないという事情もありながらも、なんとかここまで再現できました!



★きになるデカVVVF


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世界初ヒートパイプ式冷却ユニット搭載という東洋電機製造製VVVF装置です。

先述のとおり、冷却ユニットの手前の面に後退角が付いているのが東急1000系のものの特徴です。

メッシュはちょっと潰れてしまっています…

前回の一畑電鉄のときは動力車という設定だったので幾分奥行きを遠慮することになりましたが、今回は思うように奥行きをつけることができます。


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金型成形と違って本物同様メチャメチャ前に飛び出ている冷却ユニットがイイ感じです。

ちゃんと車両限界にも収まるようにしてあります。



★きになるエア配管とエアタンク


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ここはあまりいじりませんでしたが、一畑電鉄のときにもう既に完成されているので大丈夫です!

コックの造形はもちろん、配管の繋ぎ目となるユニオンと呼ばれる六角形の造形やエルボーまでもが再現されています!

タンクの奥行きを少しだけ修正しました。


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タンクといえば、全般的にドレンコックをつけました。(もちろん実車がついているやつにのみ)

コックのガードの下にもちゃんと穴を開けてあります。

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コックといえば、違う場所にはなりますがコックを上から確認できる箇所があります。

これを見れば、コックのハンドルそのものもちゃんと造型されていることが分かります。



★きになるきき


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調査が難航した、エア関係と思われる機器。

配管も入り組んでイイ感じです!

こういうのは3Dプリンター向きです!

たぶん除湿装置かな〜とは思いながらも、確証は得られていません。


こういう時にこそ、この曲を。



この機器なんの機器きになる機器〜♪

銘板が読めない機器ですから〜♪

用途も知ら〜ない〜♪

機器〜になるでしょう〜♪


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銘板は裏にあるのです!

これでは読めません。



★SIV

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SIVのメッシュの寸法も少し見直しました。

完璧です!

メッシュの抜けている部分の深さを変えることで、中に何かある感を出しました。



★全般の取っ手とかハンドルとか

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既にチラチラ写っていますが、機器のフタを開けるための取っ手とかハンドルやなんかはちゃんと本体から浮いているのです。

さっきも言いましたが、小さくなれば掴むことができます。

1/80ならここまでできます。



★ちょっとした組み立て

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フィルタリアクトル反対側パーツを切り取ってもう片方と合体させます。

ツメをつけたけど裏側だったから正確な寸法が出ないでキツかったから切り取ってしまいました。



★塗装して取り付けよう

エンドウカツミの床下機器はネジ留めです。

取り外して新しい機器を取り付けることになりますが、ネジの寸法を合わせるのが面倒だったので接着剤固定想定です。


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このように間にプラ棒をかまして高さを合わせます。

今回使用したのは1.0mm厚プラ棒です。


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塗装します。

ディティールが入り組んでいるので薄く何度も色んな方向から吹きました。

東急の床下機器なので黒ですが、ツヤの具合はお好みで。

私はセミグロスとしました。


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コンプレッサーに耐熱塗装の色差しをしました。

これでフィンと放熱管がよく見えるようになりました!

真っ黒な中ですから、いいアクセントにもなります。

隣のグランドスイッチ箱から出てる配線にもフラットブラックで色差ししてみました。

配線は全てフラットブラックを塗りました。

目立つのはフィルタリアクトルですかね。

その他にも元空気溜めの安全弁の頭を赤く塗りました。

複雑な配管に点在するコック類も色指ししてもいいと思っていますが、悩んでいます。



★取り付け

取り付けはお手軽に接着剤としました。

T車ならプラ棒の代わりに1mm厚のプラ板に貼ってそのプラ板をネジ留めでもいいかも知れません。


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おお…!

ついテンションが上がってしまいますが、焦ってはいけません。

しっかり位置決めをしないと、カーブを曲がれなくなってしまいます!

今回はR550通過を目安としています。

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やべえなー!

いいですねー!



できました!


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いいですね〜

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ミニVVVFは思った以上にミニですね!

奥行きを削られていますが違和感はないですね。

なんで東急は黒い床下なんだろう、これじゃせっかくのディテールもわかりにくいです!

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きになるきき(たぶん除湿装置)はやはりよく見えません。

洗足池のあのガーター橋がなければ詰んでいました…

再現できてよかったです。

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いいですね~

意外と何もない空間があったりします。

ここには、1324号には箱が追加されているようです。

小さな箱の向こうにフィルタリアクトルの反対側が見えています。

この子も見てやってください。

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見所はHS-10ですね!

奥行きが削られてますが、存在感抜群です!

正面からちゃんと見えるHS-10はこれだけです。

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こちらのHS-10は、奥までちゃんとあるのですが手前に小さな箱があるせいで正面からちゃんと見られません。

もったいない!

SIVのメッシュに施した「メッシュの向こうに何かある感」は黒くなっても保つことができました。


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VVVF装置はピッタリ車両限界に収まっていますね!


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ちゃんと主張しています。

駅で覗いたら、こんな感じです!




★比較しよう

純正床下機器と比べます。

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VVVF装置なんかは頑張っています。

サイズ感もいいです。

速度計補償器はカットされてしまっています…


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ミニVVVFもサイズ感はいいです!

ディティールは大味です。


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ここはちょっと差が出すぎました!

タンクが2個だけ…

配管とコックとタンク1個がないことにされてしまいました。


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並びや機器のチョイスは、かなり雰囲気が出ていると思います。

当然ながら、奥にあるきになるきき(たぶん除湿装置)は完全にないことになってますね!

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機器そのもののチョイスが違ったりする例もあります。

でも、雰囲気は出ています。

ディティールはこちらのほうが上です!

表面に多少成形跡がありますが、なんといっても直線感や平面感は間違いなく3Dプリンターのほうが勝っています。(側面やサポート材のついていた面はガビガビ)


公平に純正の良いところを言いますと、重くて牽引力の助けになるし、ロストワックスと思われるのでそう簡単には壊れないというところです!

ディティールは甘いですが、雰囲気は出ています。

5メートル以内に近づかなければ問題ないのではないでしょうか。


3Dプリンターで作るとアクリル樹脂になるので、硬くて脆いです。

普通のプラスチック(ABS)と同じくらいの感じです。

箱類は大丈夫でしょうが、配管パーツは弱いです…


でも、なんといってもディティールはメチャメチャいいし寸法もカッチリ出ているのでダレません。

成形跡が気になるならツヤを抑えた塗装をすれば分からなくなります。

何より、専用設計のためリアルさは保障します。



【純正】
ディテール☆☆
値段☆☆(参考)
扱いやすさ☆☆☆☆
かなり保険かけた寸法度☆☆☆☆☆
ペラペラ度☆☆☆☆
「風」度☆☆☆☆☆



【3Dプリンターパーツ】
ディテール☆☆☆☆☆
値段☆
扱いやすさ☆☆
メカニックとしてのプライ度☆☆☆☆☆
床下機器ひいては東急1000系への愛を示せる度☆☆☆☆☆
リアル度☆☆☆☆☆



てところでしょうか。



★公開します

いつものように、今回製作したきになるききをおすそわけできるようにDMM.makeに置きます。

きになる電車のきになるききとは言いましたが、池上線・多摩川線を走る3両の1000系のうち1014~1024編成※はこれと同じものですので、チャレンジキットと大阪亀屋さん(たまにこのブログを見にきてくれる)の中間車を組み合わせて池多摩1000系にしようという方は、是非どうぞ!

※ごくわずかな差はあるかも知れない


準備ができたら独立した記事を公開するので、参照してください。

私はあと3日くらい鑑賞して楽しみます。
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Posted on 2020/06/18 Thu. 19:10 [edit]

category: 東京急行電鉄

thread: 鉄道模型 - janre: 趣味・実用

tag: HOゲージ  鉄道模型  東急1000系  床下機器  3Dプリント 
tb: 0   cm: 2

コメント

あったらいいですね。

初めまして。
ブログで書いていただいたのでコメントしました。
チャレンジキットも使い方によっては初心者に構造を学んでいただくいいキットだと思っています。
玄人向きではありませんが(笑)
床下機器とかきっちりできるのがうらやましいです。
また是非いろいろ紹介してくださいね。
楽しみにしています。

URL | 大阪亀屋 #-
2020/06/19 15:53 | edit

Re: あったらいいですね。

コメント頂きありがとうございます。

勝手に宣伝してすみません…。
私としては「これならやれるかも…」と思わせるキットの存在が裾野を広げてくれて、未来を明るくしてくれるものだと信じております。

前から見ていただいていたのは知っておりまして、貴店のブログなども拝見させていただいております。
いつか店舗にお邪魔したいと考えているのですが、なかなか大阪までは足を伸ばすことができず、伸ばせても時間が取れなくて日本橋にはいまだに近付けずにいます。
多様なオリジナル製品やイベントを展開されており鉄道趣味人としては気になりすぎて最近夜も眠れなくなってきたので、次に大阪に行くときは必ず立ち寄らせていただきます。
その際はよろしくお願いいたします。

URL | 高橋 #-
2020/06/21 12:38 | edit

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