すみだ総合車輛センター SUMIDA Comprehensive Depot
主に鉄道模型製作や改造、オーバーホールの代行の記録。たまにプラモデル、稀にどこか行きます。偉大な日本をもう一度。
KATOのJR24系客車「あけぼの」を修繕! 
03/31
石川さゆりの「津軽海峡冬景色」の冒頭に出てくる『上野発の夜行列車』に該当するあけぼの号。
上野発青森行き、終点青森で青函連絡船に乗り換えて津軽海峡を渡り故郷の北海道へ帰る歌ですが、飛行機が台頭してきたり青函トンネルが開通する前は寝台特急を使ったこのルートが北海道と結ぶマストでした。
国鉄時代から続いた純血種のブルートレイン夜行列車あけぼの号、わりと最近まで走っていたのに私は結局乗ることができませんでした…
今回は定期運行廃止直前の姿を模したモデルの修繕です!
☆

よくできてます!
塗装もキレイです!
しかし阪急をやった直後だからか、ツヤがないのが気になってしまいます!
☆

ゴロンとシート。
通常は特急券+寝台券が必要な寝台特急ですが、ゴロンとシートなら指定席特急券だけで乗れます。
開放式B寝台を使いますが、寝具とかが一切ないのでソファーで寝るような感じだそうです。
日本唯一になってしまった定期寝台特急サンライズエクスプレスにもゴロンとシートはありますが、こちらはフラットで簡単な寝具があるとはいえ雑魚寝に近い感じで頭付近だけは仕切られているものの空間は知らない人と共有。
気を使います…
よって休まりません…
そういう意味では完全にカーテンで仕切れるこちらのゴロンとシートのほうがいいのかも知れません。
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婦人用ゴロンとシート。
通勤電車でも女性専用とやらがある昨今では当然の配慮と言えると思います。
知らない男の1m隣で寝るなんて…
隔てているのはカーテンのみ…
ゴロンとシート以外は寝具のある開放式B寝台とソロ、A寝台シングルデラックスがあります。
北斗星のようなロビーカーはなく、シャワーを浴びたりはできません。
食堂車もありません。
あったこともありません。
こんなに長々書き綴って、やってきた目的には一切触れていませんね。
クライアントが譲ってもらったというこちらの編成、ライトが半端なくチラつくので、それの修繕をしてくれという依頼です。
チラつきの原因はレールか車輪、集電パーツの導通不良が9割です。
点検しましょう。
☆

なんだこりゃ。
黒メッキが剥がれています!
ある時期のカトー製にはよく見られる現象らしいですね。
そのわりに車輪は独自サイズ、分売パーツもなく修理対応のみで値段は1両800円くらいですって。
ふざけてますな!
でもメッキの剥がれは通電には関係ないハズです。
北斗星のときと同じように薬浸けにして汚れを浮かして拭き取ります。
導通パーツは酸洗いをし、新品同様になりました!
北斗星同様、メッキの剥がれた見た目は直せませんが…(クライアント通達済み)
機能は復活を果たしました!



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