すみだ総合車輛センター SUMIDA Comprehensive Depot
主に鉄道模型製作や改造、オーバーホールの代行の記録。たまにプラモデル、稀にどこか行きます。俺に外務大臣やらせて。
京王2010系グリーン車のライトを点灯させよう2/2:初登場1005チップLED 
02/17
★床板
☆

室内パーツも塗装がされていますが、もう確信しています。
この人は缶スプレーで塗ってます。
☆

仕上げはいつもの感じです。
集電板はグリーンマックスのTR180用。
乗務員室のところに申し訳程度に出ている集電板、コレにライトユニットのバネが当たります。
あとは、初めて乗務員室の内側(つまり正面から覗きこんだときに見える面)をライトグリーンに勝手にしてしまいました!
車体のグリーンとの違いをお楽しみください。
★台車

台車につくは集電パーツはいつものオリジナルパーツ。
横からは全く見えません。
最近は床板を組んでから丸ごと酸洗いをしています。
集電板、集電パーツ、車輪までもピカピカになります。
今後はコレがマストでしょう。
酸がついたまま残るのだけは気をつけましょう。
サビます。
★ボディの加工

テールライトに穴が開いていないので開けます。
塗装もされているため失敗できないです。

うまくいきました!
ただし、プラ車体の厚みのため車内空間には達しませんでした。

裏からも手を入れて穴を露出させます。(なんかイヤらしいな)

光が通ることを確認。

しっかり遮光。
ボディの準備はコレでOK。
★新登場LED
今回は新しく手に入れたチップLEDを使用します。
その名も1005。
それすなわち、寸法が1mm×0.5mmということです(下の写真左)。

おそらく世界最小サイズのLEDで、コレを使ったライトユニットは世界最小ライトユニットということになります笑
今まで使っていたのは1608、つまり1.6mm×0.8mmサイズ(写真右)。
これでも充分小さいのですが笑

このサイズならライトナセルとほぼ変わらないため、オデコのパーツの中に格納できます。
この1005LEDの接続は当然半田付けで、相手は直径0.07mmの極細ワイヤーです。
今までの1608サイズの半田付け面積は0.8mm×0.4mm。
すでに充分難儀な感じがしますが、1005LEDは驚愕の0.5mm×0.15mm。

0.15mmですよアンタ。
150倍しても22mmしかないのですよアンタ。
肉眼ではそろそろキツイです。
繋ぐまでは肉眼でやり、最終チェックはルーペを使いました。
時計屋の方が持ってる目に直接つける攻殻機動隊みたいなルーペ欲しい!
テールライトはいつもの1608サイズチップLEDですが、不思議なモンですごく大きく見えます。
そして、なんてハンダ付けのやりやすいこと!笑
初めてのときは1608でもヒーヒー言ってたのに。
☆

できました!
抵抗器が2つあります。
これは、1005LEDと1608LEDの定格電流の違いに起因するものです。
☆


テスト点灯はバッチリ!
やはり電球色の色合いは1608LEDとは違い、ちょっと黄色っぽいです。
色温度3000Kと書いてありますが…
ボディへの取り付けもとても難儀です。
ライトケースをつけられなかったので、なんと直付けです!
非導通性の接着剤でしっかり固定。(導通性の接着剤なんてあるのだろうか)
直付けに至るまでには何度もテストを繰り返し、熱やなんかでボディがやられないことを確認。
当然色んな電源パターンで。
☆

ヘッドライトはこのパーツがライトケースも兼用。
この部分だけで完結しています!
いつだったかのHOゲージ485系T18編成のオデコ2灯ヘッドライトを思い出します。
アレをNゲージでやってしまいました!
☆

組み込めました!
テスト点灯です!
☆

おお~

いいですね!
この瞬間はいつまで経っても嬉しいモンです!
調整とガラスパーツを取り付け、床板と合体。
ヘッドライトには調色処理、尾灯には減光処理をしたライトレンズをはめたら完成です!
☆

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☆

いいですね!
しかしちょっと黄色っぽさは残ったな~
こういう場合は事前にクライアントに確認をしています。
☆



ボディと乗務員室仕切りのグリーンのコントラストの差もお楽しみください笑


かなり難儀でしたが、なんとか点灯化できました!
今回使用した1005チップLED、使いこなせれば車両のライトに限らず多様な鉄道信号機をはじめ情景としての自動車に搭載したり、建物照明や看板のライトなど色んな使い方ができると思います!
それでどんどん0.15×0.5mm幅へのハンダ付けがうまくなっていければいいと思います。
特性もどんどんわかってくるでしょう。
ガンガン使用していきたいと思います!
今回のヤツは初めてということで、何かあったときは手厚いアフターサービスをします~
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京王2010系グリーン車のライトを点灯させよう1/2 »
コメント
ここまで仕上げると、前面窓の肉抜きが目立ってしまいますね。
今日もグランフロントで富営業いれば、違う人なら進言してきますわ。
前面窓だけでもやめてくれって前も言ったのですけれどね。
756円払ってでもって思うんだって。
関西担当って言ってたから、同じ人が来てるかな。
>最近は床板を組んでから丸ごと酸洗いをしています。
という一文、ここが少し理解しにくいのですが。
プラいためませんか? あと中和処理でややこしくなるようにも。
直接メールで聞いた方がいいのかな。
塗装については、おそらく缶スプレーですね。
でも、缶スプレーだって光沢出せる塗り方もできますよ。
103系をそういう塗り方で持っていったら、驚かれた覚えが。
もう何年前だって言われますけれど。
URL | Mu #R5EkgtWQ
2018/02/18 09:28 | edit
導電性素材情報
こんばんは、
はなちゃんです。
>導通性の接着剤なんてあるのだろうか)
ありますよ、導電性接着剤でググれば出てきます。
https://www.google.co.jp/search?ei=7mGJWpvHAcac0gSUvb_4Ag&q=%E5%B0%8E%E9%80%9A%E6%80%A7%E6%8E%A5%E7%9D%80%E5%89%A4&oq=%E5%B0%8E%E9%80%9A%E6%80%A7%E6%8E%A5%E7%9D%80%E5%89%A4&gs_l=psy-ab.3..0i13k1l8.41384.41384.0.42749.1.1.0.0.0.0.171.171.0j1.1.0....0...1.1.64.psy-ab..0.1.170....0.g1Tj3CVlc08
↑の検索結果では出てきませんが、驚くなかれ、こんなものもあります。
http://www.plascoat.co.jp/netshop/index.html
工作はからきしですが、素材を探すのは得意です。
ご参考になれば幸いです。
URL | はなちゃん #-
2018/02/18 20:53 | edit
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