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すみだ総合車輛センター SUMIDA Comprehensive Depot

主に鉄道模型製作や改造、オーバーホールの代行の記録。たまにプラモデル、稀にどこか行きます。2020年は、東アジア情勢に注目!

エッチングに挑戦!1  

今日から始まりました新シリーズ!

エッチングに挑戦します!


ついに、ついにエッチングにまで手を出す決意を固めました!

エッチングとは、金属の腐食作用のある液体で金属材料を腐食(溶かす)させ、任意の形を作るというものです。

Etching-Setumei1.png


Etching-Setumei2.png

この技法を使えば金属部品によるすごく細かい表現が可能で、(模型用途で)誰にでも分かりやすい例を挙げれば「金網」「柵」「自転車のスポーク」だとかを作ることができます。

模型屋さんでよく見かけるのは戦艦模型のエッチングパーツセットでしょうか。

1/350の戦艦の柵なんて、エッチングじゃないと無理です。

切削だと削る力に負けて折れたり曲がったりしてしまうような細さの表現は、エッチングの得意とするところ。

0.05mmの線だけ残すなんてことが楽にできるわけです。


車体キットなんかも一度は目にしたことがあるかと思います。

エッチングを使って凹凸をつけて、あとで折り曲げたりして立体にすることで完成させます。

素材としては真鍮や洋白が一般的でしょうか。

よく「キットの素材は?」と聞いたら「エッチング!」と答える会話を耳にしますが、エッチングは「方法」であって「素材」ではありません。

「真鍮!」とか「洋白!」と答えましょう。

ちなみにプリント基盤なんかは銅のエッチングです!


IMG_0186.jpg

やろう!と思ったキッカケは、先輩にこちらのサンハヤト製エッチング液セットをいただいたから。

もともとプリント基板を作るためのセットです。

パソコンや洗濯機、炊飯器などさまざまな電子機器の心臓部であるプリント基板はエッチングによって作られます。

そういう意味ではみなさんエッチングの世話になっているのです。

ちなみにそれ以外では版画だとか銘板、アクセサリーを作るのに使われます。

IMG_0190.jpg

これが中身です。

このセットがあれば、規制のかかる廃液処理も行えます。

ボトルに入っているのがエッチング液。

色からしてヤバそうな、取り扱い要注意の劇薬です。


白い粉が専用の処理材。

炭酸ソーダと水酸化カルシウムと書いてあります。

使用済みのエッチング液を下水に流すのは絶対ダメで、量によっては足尾鉱毒事件みたいなことが起きたり、下水配管が腐食して穴が開いて大変なことになります。


しかし随分年季が入っています。

どのくらい古いんでしょうか。

IMG_0187.jpg


なんと郵便番号がまだ3桁。

7桁になったの1998年ですから少なくとも20年前のものということになります!

使えるのかなー。



★なにをどうやってつくろうかなルンルン

エッチングのデザインは、作るモノによって立体的・平面的の両方の要素があります。

例えば車体キットを作る場合は立体的なデザインをしたデータから平面的デザインを起こしたりします。

でもいきなりそれは厳しいので、まずは平面的なものの製作をしてみようと思います。

ネタはいくつかあります。

・ウエスタンリバー鉄道煙室扉プレート
・同煙室サイドプレート
・同ロッド類
・同ホワイトリボン(ホワイトウォールとも言うらしい)
・すみ車銘板(笑)
・相模線205系500番台の前面表示

…などです。


この中から今回は、形状的に簡単で且つ片面エッチングで済むウエスタンリバー鉄道ホワイトリボンを作ってみましょう。



★流れのおさらい

液体の腐食作用で形を作りますので、腐食させたくないつまり形として残したい形状にマスキングをする必要があります。

そのマスキングをインレタを貼ることで行えばかなり細かい形状を攻められると目論んでいます。



★デザインしよう

ではそれ用のインレタをデザインしましょう。

インレタのデザイン=最終的な仕上がりです。


1/1000mm単位でデザインできる業界標準プロ仕様ソフトイラストレーターは本当に便利です。

本当はその名のごとくイラストを描くためのソフトらしいんですけど、イラスト描くための機能はほとんど知りません。

パスを書くくらいしか。


WRR-WhiteWall-EditAIs.png

できました!

ランナーごとデザインですからこんな感じです。



★準備がいる

インレタができるまでの間に色々準備しましょう。


IMG_0181.jpg

板橋区は本蓮沼、エコーモデルで0.1mm厚と0.2mm厚真鍮板を買ってきました!

大きすぎて使い勝手が悪いので、ここは練習がてらエッチングを使って切断してみましょう。


IMG_0182.jpg

両面にプライマー入りサーフェーサーを塗りました。

サーフェーサーは腐食作用が効かないのでマスキングとして使えます。


IMG_0183.jpg

これにニードルかなんかで線を入れる=直線状にサーフェーサーを削り、そこだけ腐食するようにすれば直線状に切れるハズです。


★エッチング液

劇薬登場です。

これをタッパーなど樹脂製の容器に入れ、さらにその容器を湯せんします。

金属容器では腐食して穴が開きます。(バカ)

IMG_0217.jpg


適正温度があるらしく、温度管理のために温度計を用意しました。

40℃前後をキープします。


IMG_0192.jpg

ではいよいよ投入です…!


IMG_0193.jpg

沈みました…。

ときどき撹拌しながら様子を見ます。





つづく。
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Posted on 2018/10/17 Wed. 17:00 [edit]

category: 模型

thread: 模型・プラモデル - janre: 趣味・実用

tag: エッチング 
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