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すみだ総合車輛センター SUMIDA Comprehensive Depot

主に鉄道模型製作や改造、オーバーホールの代行の記録。たまにプラモデル、稀にどこか行きます。2020年は、東アジア情勢に注目!

ゆうゆう鉄道の制御盤をつくろう2:スイッチのおはなし  

★ヒューマンインターフェースについて


制御盤を鉄道っぽく本物チックにするためにはどうしても必要なものがあります。


2015102814290000.jpg

このスイッチです。

しかしどこを探しても売ってない。

外国製のCTCノブキットというのも買ってみましたが、形が違うし使い勝手が悪い。

日本の信号関連メーカーに問い合わせまでしたのですが、売れないという納得のいかない答えが返ってきました。

しばらく鉄道廃品ショップを見て回ったり問い合わせたりしたのですが、全然ダメ。


となれば…


CTC-SwitchKNOB.png

これしかないでしょう。


2015112420050001.jpg

試作品1号。

遠目から撮った写真と記憶だけを頼りに作ったもの。

材質は、強度を重視しナイロンとしました。

人が乗ってもビクともしない頑丈な出来。

2015112420060000.jpg

ただ…あまりにも表面がザラザラで実物感に乏しい。

形はいい感じに見えますが、ちょっと小さいことが判明。


2015112420060001.jpg

試作品2号。

てこ扱い者に頼んで採寸して作ったもの。

ひとまわり大きくなっています。

素材は「ABSライク」としました。

今回は表面の滑らかさと加工のしやすさを重点に置いてチョイスしました。

本物のスイッチもプラスチックみたいなものだし、模型用ポイントコントローラもプラスチックです。(ABSとはプラスチックの一種)

ちなみに強度は…人が乗ってもビクともしません笑

2015101713230000.jpg

試しに取り付けてみましたが、ここでABSライクのひとつの特徴を体感。

ちょっとキツイのです。

測ってみたら、穴の直径が5.9mmになっていました。

設計では6mmとしていましたが、少し全体的に縮んだのとサポート材の跡のゴワゴワが寸法を縮めたのだと思います。

これはABSライクの特徴で、もちろん想定の範囲内です。

ちょっとキツイですが硬度は低いので力を入れて押し込めばとりあえずは入りました。

また、裏の穴のフラット部分もロータリースイッチの世界で一般的な寸法にしました。


しかし刺さりしろが浅く、不安定なので東武博物館で現物を見てきました。(最初の写真もそのとき撮った)

それで最終的な形を作りました。

それがコレです。


2015112420060002.jpg

試作品3号。

これが完成形です!

どうやらスイッチのメーカーで微妙に大きさに差があるみたいですが、前述の採寸に加えて博物館に展示してある実際のスイッチまで取材したのでもうほぼ完璧だと思います。

今は半透明ですが、色はのちほど用途に従って塗っていきます。

強度は!

人が乗ってもビクともしません!!!


3号のの素材はアクリル・ウルトラモード。

初めてエクストリームモード以外でアクリルを出しましたが、ABSライクよりも更に滑らかな出来で満足しています。


これもおすそわけコーナー予定品です。


★ロータリースイッチの加工

2015112414260000.jpg

要となるスイッチ本体は、軸を回転させることで接点を切り替えるロータリースイッチを使います。

身近なところではオーディオアンプのファンクション切り替えや、昔のテレビのVHFのチャンネル切り替え(ガチャガチャ回すやつ)なんかがロータリースイッチです。

ロータリースイッチも他のスイッチと同様性能に関する色んな項目がありますが、特に重要なのはノッチ数ですね。

2ノッチ、もしくは3ノッチしか鉄道の世界では使いません。

このノッチ数は「接点」という項目で表されます。

2接点のロータリースイッチって意外と種類がなくて、上の写真のアレしか見つかりませんでした。

1つ色違いのあれは3接点です。

構成できる回路の数はいずれも6つ。

こういう構成のものは「6回路2接点」とか言います。

1ノッチの角度は30度で、実際の連動盤のものより浅いですが2接点がこれしかないからしょうがない。

もう1つ欲を言えばノンショーティングタイプにしたかったです。

回路を切り替えるときにどっちにも電気が通らない瞬間があるのがノンショーティングタイプ、一瞬両方に電気が流れるのがショーティングタイプ。

今回の場合は操作性や安全性を鑑みたらノンショーティングタイプのほうがいい。

切り替えはすばやくやらなければならなくなりました。


ロータリースイッチについてお勉強しました。


では次にロータリースイッチの加工です。


2015112420070000.jpg

ツマミの内部に滑り止めのフラット部を設けましたので、この寸法にしたがってフライス盤でスイッチのシャフトにもフラット加工をしました。

長さも詰めました。

はめてみましょう。


2015112420090000.jpg

いいですね!

スルッと入る感覚が気持ちイイ!




これをもとに、次は制御盤そのものの設計をしていきましょう。
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Posted on 2015/11/25 Wed. 19:30 [edit]

category: ジオラマ

thread: 鉄道模型 - janre: 趣味・実用

tag: 鉄道模型  ジオラマ  コントローラー 
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