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すみだ総合車輛センター SUMIDA Comprehensive Depot

主に鉄道模型製作や改造、オーバーホールの代行の記録。たまにプラモデル、稀にどこか行きます。ウチでは365日日本国旗を掲げています。

鉄コレ京王2400系にライト点灯化加工を施す  

京王のオールドスタンダード?のグリーン車2400系がやってきました!


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小さい!

1/150鉄コレです。

実物の車体長は14.134m、小ぶりなあの銀座線よりもさらに2mほど短いときたもんです。

短すぎて乗務員室専用のドアがないです。


今回はこの2400系にヘッドライトとテールライトを仕込んでくれという依頼です!

小さいとはいえ乗務員室スペースだけで完結するウチの方式のライトユニットなら問題なく取り付けられます。

しかし!

そんなウチのライトユニットでも苦手なものが…

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それがこういう形のヘッドライト。

日本国鉄型蒸気機関車とか旧型国電のようなオデコヘッドライトです。

今回は3Dプリントを使ってこの弱点を克服します。


Keio2400-HL.png

ヘッドライトパーツそのものを遮光ケースとし、機能と見た目を両立させます。

そのために3Dプリントでライトパーツを作り、中を空洞にして機能を付加。

プリントはいつもの白半透明でなく黒成形とします。


部品到着までは別の作業を進めましょう。



★集電加工

14mと短いので集電加工もいつもとちょっとだけ違います。

いつものグリーンマックス製集電板は18、18.5、20m級の3タイプしかありません。

14mの車体はこれら集電板を短く切って使うことになります。


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随分短くなりました。

上のものが20m車用、比べるとこんなに違います。


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台車も小ぶりですが、私の集電パーツなら問題ありませんでした。

車輪を集電タイプに交換し、完了。



★ボディ側

テールライトはいつもと同じ。

うまいことモールドに穴を開け、遮光を施します。


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うまくねぇな…。

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組み込む前に、なんだか陳腐に見えるボディをクリアー塗装してみました!

見違えました!

んが、写真ではわかりにくいなー。

グリーンのボディに白い線が映りこんでいるのがわかるかと思います。

よく見れば。



★解結問題解決

テストをしていたら、チョイチョイ連結が外れます。

原因はKATOカプラーとカプラーポケットの相性にあります。

KATOカプラーは上下のズレを許容し、それがある範囲を超えるとバイバイサヨナラしてしまいます。

トミックスのカプラーポケットに合わないということは位置が安定しないし、小型車のために線路の状態に起因する車体の挙動が大きく許容範囲を超えてカプラーが動いてしまうのです。

ここは、上下のズレを起こさないトミックスのTNカプラーに取り替えて解決しましょう。


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しかし、小型車の動力はギアボックスがここまで張り出しています。

ボディマウントは無理かなーと思っていたら、


IMG_0219_201901262218391cd.jpg

マウントがすごく小さくなったTNカプラーを発見しました!

JC6364です。

コレをさらに加工して使いました。

センター復帰バネは外さざるを得ませんでした。

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こっち側の見た目は変わりません。

ここまで小型ならギヤボックスにも干渉しません。

さっそく取り付けましょう。


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できました!

大幅な加工は必要としましたが、機能は落とすことなく取り付けが出来ました!

取り付けにはネジを使うことで頑丈さUP。

M1×2mmという超小型のネジです。


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相方も同じJC6364を取り付け。

こちらはセンター復帰バネはそのまま。


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いいですね~!

テスト走行は全く問題ナシでした!



★ライトユニット組み立て


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3Dプリント品ができあがってきました!(2つは予備)

真っ黒!

更に遮光塗装をして万全を期し、仕上がりの色を塗ってからLEDを組み込みます。


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仕上がりの色は、ライトのリフレクターはメッキシルバーを使いました!

グレードアップされすぎです!

裏側は屋根と同じ色です。(厳密に言えば近い色)


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組み込んでから残りの配線はします。

余分に配線を使いますがしょうがないです。


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テスト点灯はバッチリ!


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こんな感じにコンパクトに出来上がります。


★スナバ回路

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動力車にライトを組み込んだ場合、逆起電力を受けて点くべきほうではないライトがチラつくという事象が起きます。

そのため、それをなくすためのちょっとした補助回路が必要になります。

「スナバ回路」と呼ばれているらしいです。

要するにノイズキャンセリングでキャパシタを使うのですが、モーターに見合った選定をしないと、常点灯コントローラー(PWMコントローラー)を使った場合にコントローラーのツマミをゼロにしても走り続けるという現象が起きます。

いくつも試してイイ感じの回路が組めました。

チラツキはまったく起きなくなりました。

ただし、キャパシタの作用によりフライホイール効果みたいなのが付加され、とても滑らかな走りになってしまい、急停車ができなくなりました。

感覚としてはKATOの電気機関車くらいの惰力。

まぁ滑らかになったんだからいっか…ということでクライアントにOKをもらいました。


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写真のピンセットの先にあるものがキャパシタ。

これと抵抗器を組み合わせるのですが、それぞれの仕様はヒミツです。



★テスト


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おぉ~

美しいです!


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地下鉄運転士お墨付きの「照らす感」。

光漏れもありません!


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尾灯も美しいです!


転がり抵抗はさすがに少し増したということがわかります。

車体、軽いですから。

しかしチラツキはなくスムーズ。

動力車のほうも問題ありません!



★ドレスアップ

ライトがつくようになった側は連結しないのでダミーカプラーを取り付けます。


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ジャンパ栓には本物同様に色差しをしました。

グレー1色なことが多い床下にあって、こういった色さしは見栄えアップに非常に有用です!


★できた!

京王2400系グレードアップ完了です!


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いいですね!

☆YouTube


試運転してきました。

小さいながらも存在感が半端ないです!

小型ボディでも私のライトが有用だという証明です!笑

これより小さいボディは…Bトレか?



在りし日の姿、復活です!
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Posted on 2019/04/27 Sat. 18:00 [edit]

category: 京王帝都電鉄

thread: 鉄道模型 - janre: 趣味・実用

tag: Nゲージ  鉄道模型  鉄道コレクション  京王2400系  ライト点灯化 
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