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すみだ総合車輛センター SUMIDA Comprehensive Depot

主に鉄道模型製作や改造、オーバーホールの代行の記録。たまにプラモデル、稀にどこか行きます。今年は静かな向島…

U-TRAINSのJR-E233系1000番台京浜東北線を作ろう14:総括・最終回  

今回は高級ブランド「U-TRAINS」(ユートレインズ:通称ユートレ)の京浜東北線E233系1000番台を作りました!

組み立ては別の人がやり、塗装と仕上げは当方という完全分業でした。

それのお陰で組み立てミスがあってもどうすることもできずに修正は当方持ちでした。(超大赤字)

ではその作業内容を振り返りましょう。



★高級品!

完成品では60万円するという京浜東北線E233系。

老舗エンドウやカツミと足回りの構造こそ同じですが、床下機器の作り込みや室内表現、美しい塗装や蒸着で表現されたというドアトリムと窓枠は遠くからでも一目で違いがわかります。

塗装や組み立てもとても丁寧で素晴らしい仕上がりです!

なのに!

色が…という意見は多いようで、特に床下機器の色は明るすぎてこれではE233系ではなくC233系です。(JR東海、Central Japan Railway、当ブログではトロッコファミリー号でさんざん出てますね)

帯の色も少々暗い…。

これらを解消し且つ安くあげようということで、完成品とほぼ同時に発売されたキットがやってきたわけです。

でも、そういう考えの方に先に言っておくと「結局は高くつく」ものです。

「1点モノ」はそんなもんです。

特に今回は完成品よりも気合いの入っている表現もあります。(シルバーと室内)

その代わり、やろうと思えば特定時期の特定編成なんかに仕立てることができます。

私のところに来るお客さんは皆さんそういうこだわりをお持ちのかたです。



★HO真鍮10両のボリューム

下地作りがデリケートとなる真鍮ボディ。

10両というボリュームも手伝って最初の色を塗るまでは他の案件を一切やらずにコレに集中しておりました。

真鍮10両はこれまでの依頼のなかで最大です。



★カッティングマシン

最近の模型作りはデジタル要素を取り入れています。

今回はその中でも新しい試みとしてカッティングマシンでマスキングテープを切り出すということをしました。


マスキングテープを切り出せばシャープな直線で塗り分けができますし、全く同じ太さで全く同じ長さのマスキングテープをいくらでも用意できます。

E233系の帯は既製品マスキングテープでは用意できない太さだったのです…。

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結果、細いマスキングの切り出しは苦手ということが露呈。

太いほうは概ね成功でした!



★さりげなくないギンギラギン


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今回初めてガイアノーツの「プレミアムミラークローム」を使いました。

ステンレスのテカテカシルバーの表現はとてもよく、さらに油性ですから作業能率も上がりました。

しかし初めて使う相手として高級品ユートレの16番E233系なんて冒険しすぎですね笑

使用した箇所は車体ステンレスの幕板と腰板、妻面全部、乗務員扉、室内の手すり、そしてクーラーです。

そしてこの塗料は大変デリケートです。

取り扱いは注意していただきます。

納品の際には古物商の方がつけているような手袋を一緒にプレゼントしました。



★「E」233系ですから


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床下機器はガイアノーツのニュートラルグレーVです。

ユートレ完成品の明るいグレーはJR東日本の床下機器の色とはお世辞にも一緒と言えません。

暗いグレーを使用し、これでちゃんと「E」233系です笑

このブログは鉄道マニアでない普通の人も3名ほど見ていると聞いてますので解説しますと、EとはEastJapan(東日本)のEです。


★やりすぎた室内

目玉のひとつがユートレ完成品を大きく越える出来の室内です!


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床面はシールを作り出来る限りネジを隠すと同時に、優先席の床のあのシマシマ模様までも再現しました。


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座席パーツはかなり塗り分けました。


優先席は座面はもちろん仕切り板の色も塗り分け、手すりを黄色く塗る徹底ぶり!

そのせっかくの表現を邪魔しないように給電の取り回しも変えました。

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キレイです!

プレミアムミラークロームの手すりが光っています!



★説明書、想定をとことん無視


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こちらのデカールは前面の黒いところを表現するためのもののようです。

60万円の完成品を見たらどうも黒いところがガビガビしてるなぁと思っていて、デカールを見てなるほどと思いました。

ちゃんと処理はされてるでしょうから剥がれることはないでしょうが、塗装には敵いません。

ガラス裏側の黒もデカールの想定のはず。

でも塗装には敵いません。

やーいやーい

聞いたら、前面の黒は本物は帯と同じ後から貼られるステッカーのため塗装と同レベルではなく、それを表現する意図もあるとのこと。

しかしそれを言うと帯も同じだし、ステッカーの厚みなんて1/80にしてしまったらほぼ同レベルです。

だからOK。


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先頭の連結器はおそらくエンドウとかのをつける想定と思われましたが、見た目のよいトミックスTNカプラーにしちゃいました。

保証はしませんが一応連結できます。

でもこれくらいしか首は振れません。




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そんなこんなで出来上がったE233系。

完成直後、首都圏で電車が止まりまくったあの日に偶然125編成に乗れたのも今回の完成のお祝いと受け止めます。

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シルバーの違いを感じてください。



★公園デビューみたいな気持ちで

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工場から送り出す準備です。

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エコーモデルの保護ペーパーをまいて純正の箱に詰めていきますが、ワイパーのある先頭車をそのまま包むのは怖いので専用カバーを作りました。

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こんな感じ。

これでワイパーは守られます。

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陸送準備完了。



★試運転

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最後にやり残すは試運転!

今回もホビーセンターカトー東京と埼玉楽園鉄道(個人所有巨大レイアウト)で行いました!

ホビセンでは20m車が10両まっすぐになれないのがちょっとアレですが、半径がキツいカーブもS字カーブも状態のよくないジョイント笑もあり試運転には適しており、情景もあってブログ映えもします。

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1周目は念のためスロー走行。

想定の範囲内の不具合を直しながら走らせて、引渡し前の最後の詰めです。

様子を見ながら徐々にスピードを上げて負荷をかけていきます。

ストラクチャーに派手に体当たり、もしくはバックトゥザフューチャー3の機関車という事態は避けなければなりませんので慎重に。

最高速はスケールスピード120km/hを目安にします。

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この日は日曜日で家族連れも多くいました。

やはりチビッ子は今走ってる電車に興味があるようで、他に走らせている方はいたもののこの京浜東北線E233系が大人気でした!

ふれあいの写真を載せられないのが残念。

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この試運転で得られたデータをもとに再整備。

今度は埼玉楽園鉄道(個人所有レイアウト)で試運転!

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いいですね!

ここでついに完成品との共演が果たされました!

どっちがどっちかなんて、もう言いません。


完璧になったので、これをもって引き渡しです!

最後に、チョチョっと作った動画をば。

シルバーの出来やなんかが伝わるといいのですが…。

☆YouTube


もひとつおまけに、表参道のU-TRAINSでの記念写真をば。

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IMG_0101-2.jpg


U-TRAINSのJR-E233系1000番台京浜東北線を作ろう

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Posted on 2019/01/28 Mon. 17:00 [edit]

category: JR・日本国有鉄道

thread: 鉄道模型 - janre: 趣味・実用

tag: HOゲージ  1/80  鉄道模型  U-TRAINS  E233系  京浜東北線 
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