FC2ブログ

すみだ総合車輛センター SUMIDA Comprehensive Depot

主に鉄道模型製作や改造、オーバーホールの代行の記録。たまにプラモデル、稀にどこか行きます。ウチでは365日日本国旗を掲げています。

固定式線路あれこれ2~ポイントのテストピースを作る~  

2015年第1号ですので大長編です!




前回手に入れたフルグレックスのポイントモーターを実際に使用するための試験モデルを作ります。

いきなりゆうゆう鉄道に持っていって取り付けて失敗…なんて自体はすみだ総合車両センターの信用問題ですので。


2014122723510000.jpg


ゆうゆう鉄道のベースボードに実際に使われているベニヤ板と同じ板です。

ベースボードの裏に取り付けてリンクを介して転換させるポイントモーターなので、ベースボードの厚みは実際と同じようにしないと実験の意味がありません。

当然コルク道床も使用します。



まずは電気系統です。

私の頭にあるのは、ポイントの転換機能+どちらに開通しているか示す開通表示灯を連動させること!(欲をいえば信号も)

☆ウチには有り合わせでこんなものが転がっています。ガキの頃から。
2014121922210000.jpg


開通表示灯のキモになるのはこちらの「電磁リレー」と呼ばれる電気部品。

日本語では「電磁継電器」と言います。

鉄道の世界でポイントや信号を関連付ける装置のことを「継電連動装置」と呼びますが、なんとなく関係がありそうな感じがするのは気のせいではありません。

継電連動装置のキモはこの電磁リレーにあり、現代においても鉄道の安全を守っているのは原始的な構造の「電磁リレー」なのです。

この電磁リレーの構造は至って単純。

私たちが普段行うスイッチ操作、あれを私たちの手の代わりにバネと電磁石でやっているモノと思っていただいてほぼ間違いないです。

故障したり停電したりしたらバネの力でスイッチが勝手に切れると思ってください。

鉄道に使われるリレーは、さらに重力の力も借ります。

バネや重力で戻った側に赤信号を繋いでおけば、故障や停電をしたら赤信号側になり安全を確保できるんです。

そんな感じで使われています。


接点の構成のしかたでいろんな規模のものがありますが、基本的な構造は皆同じです。

先ほどの電磁リレーはモーター制御用のA接点側に電磁石を繋ぎ、モーターの動きが止まったら電磁リレーが動作するようにします。

こうすることで、電磁石の電源とは全く違う独立した電源として
・ポイントが真っ直ぐになったときにON×2、OFF×2(各1極は共通)
・ポイントが曲がる方向になったときON×2、OFF×2(各1極は共通)
の接点を設けられます。



ONは開通表示灯や青信号、OFFは場内信号機などの鎖錠に使います。



長々と書いてしまいましたが、実際に配線しましょう。


2014121922100000.jpg


こちらはガキの頃に作ったエレベーターの模型(既に解体)の操作ボックスです。

テストなのでスイッチ類は中古のもので充分。

中2病感満載の文字は全て消し、この中から2ポジ2C接点のトグルスイッチとLEDランプを使用。


2015010101420000.jpg

配線図も責任感のない略図。


2014122511590000.jpg

ケーブルは色分けをしてわかりやすく。

赤黒白の3本のやつが理想だったのですが、なかったので赤白青のおフランス仕立てなケーブル。


2014121922230000.jpg

ポイントモーターは、もともとついていた配線は全て取り外し。

コレをやった時点でメーカー保証は消えるので注意しましょう。


2014122712290000.jpg

転換終了=リレーONにするために1つのC接点にモーターとリレーをつなぎます。

よってモーター駆動とリレー駆動は電源が同一になり、リレーのほうもモーターの規格に合わせたD.C.12Vのものになります。

有り合わせのリレーはたまたまそのD.C.12V用でしたのでちょうどよかった。


2014122714210000.jpg

できました!

ゴツイですね。

この方式が本採用となったら、同じものがあと6つも登場するんです。


2014122800090000.jpg

板に穴を開けました。

ストローク+αくらいの長さとして8mmとりました。

ちなみにストロークは5.5mmです。


2014122800470000.jpg

ポイントマシンとポイント本体の接続はこちらの自作パーツを使用します。

ポイント本体トングレールのストロークとポイントマシンのストロークの差はこの長いパーツがしなることで吸収してくれます。

厚いベースボードのお陰で距離ができたから実現するのです。

そのパーツを取り付けたら、ベースボードの裏からネジで固定。


2014122801000000.jpg

実際は4本で留めますが、テストなので2本で。

これでも充分な強度になりました。


2014122815380000.jpg

ベースボードに固定するネジはついていないので、手持ちの部品ストック箱からピックアップ。

解体した模型などから取ったものがザクザク。


2015010122340000.jpg

表はこんな感じです。

たったこれだけのことなのに、たくさんの要素が詰まっています。

だから継電連動装置はおもしろいです!


シノハラ製とPECO製、両方テストしますが、やはり実際に使うのと同じ条件にしないとテストの意味がないので、いくらかの加工を施します。


2014122800120000.jpg


2014122800150000.jpg

シノハラ製もPECO製も横に飛び出してる部分を撤去。


2015010122360000.jpg

ご覧のようにシノハラ製にはちょうどいい穴があるのですが、PECOにはないので裏に受動パーツを新しく取り付け。

同時に少し加工もします。


2014122817440001-2.jpg

PECOポイントにはトングレールの保持バネ(写真赤マル)があるのでこのバネを撤去しないと滑らかな動きになりません。


2015010122380000.jpg

重ねたプラ棒に少し余裕のある1.0mmの穴を開けここに先ほどのパーツが刺さるようにします。

力を受け続けるパーツなのでしっかり取り付けないとダメです。

これでPECOポイントも問題なく動きます。


ではいよいよ感動の瞬間です!


2014122821290000.jpg


2014122821290001.jpg

いぃいですね!

リレーのカチカチなる音、ゆっくり転換するポイント、開通表示灯、すべて想定通りで気持ちよく、思わず笑ってしまいました!

動画をどうぞ。




転換が完全に終わったら開通表示灯が点灯するのが気持ちイイです!(緑がちょっと暗いけど)

テストは成功、施主の先輩が気に入ってくれたので大成功となりました。



ではこのポイントマシンを必要数のあと6つ揃えましょう。
関連記事
スポンサーサイト



Posted on 2015/01/06 Tue. 19:00 [edit]

category: 鉄道模型

thread: 鉄道模型 - janre: 趣味・実用

tag: 鉄道模型  PECO  シノハラ  ポイント  フルグレックス  Fulgurex  ポイントマシン 
tb: 0   cm: 0

プロフィール

ごあいさつ

YouTube

最新記事

全記事表示リンク

カテゴリ

検索フォーム

今までブログに書いたヤツ一覧

おすそわけコーナー

おすそわけコーナー2

メールフォーム

ブログ村

最新コメント

カウンター

手元

広告

楽天ランキング

RSSリンクの表示

リンク

Powered By FC2ブログ