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すみだ総合車輛センター SUMIDA Comprehensive Depot

主に鉄道模型製作や改造、オーバーホールの代行の記録。たまにプラモデル、稀にどこか行きます。いよいよ本気で税金払いたくなくなってきた。国民を何と思っているのか。

U-TRAINSのJR-E233系1000番台京浜東北線を作ろう14:総括・最終回  

今回は高級ブランド「U-TRAINS」(ユートレインズ:通称ユートレ)の京浜東北線E233系1000番台を作りました!

組み立ては別の人がやり、塗装と仕上げは当方という完全分業でした。

それのお陰で組み立てミスがあってもどうすることもできずに修正は当方持ちでした。(超大赤字)

ではその作業内容を振り返りましょう。



★高級品!

完成品では60万円するという京浜東北線E233系。

老舗エンドウやカツミと足回りの構造こそ同じですが、床下機器の作り込みや室内表現、美しい塗装や蒸着で表現されたというドアトリムと窓枠は遠くからでも一目で違いがわかります。

塗装や組み立てもとても丁寧で素晴らしい仕上がりです!

なのに!

色が…という意見は多いようで、特に床下機器の色は明るすぎてこれではE233系ではなくC233系です。(JR東海、Central Japan Railway、当ブログではトロッコファミリー号でさんざん出てますね)

帯の色も少々暗い…。

これらを解消し且つ安くあげようということで、完成品とほぼ同時に発売されたキットがやってきたわけです。

でも、そういう考えの方に先に言っておくと「結局は高くつく」ものです。

「1点モノ」はそんなもんです。

特に今回は完成品よりも気合いの入っている表現もあります。(シルバーと室内)

その代わり、やろうと思えば特定時期の特定編成なんかに仕立てることができます。

私のところに来るお客さんは皆さんそういうこだわりをお持ちのかたです。



★HO真鍮10両のボリューム

下地作りがデリケートとなる真鍮ボディ。

10両というボリュームも手伝って最初の色を塗るまでは他の案件を一切やらずにコレに集中しておりました。

真鍮10両はこれまでの依頼のなかで最大です。



★カッティングマシン

最近の模型作りはデジタル要素を取り入れています。

今回はその中でも新しい試みとしてカッティングマシンでマスキングテープを切り出すということをしました。


マスキングテープを切り出せばシャープな直線で塗り分けができますし、全く同じ太さで全く同じ長さのマスキングテープをいくらでも用意できます。

E233系の帯は既製品マスキングテープでは用意できない太さだったのです…。

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結果、細いマスキングの切り出しは苦手ということが露呈。

太いほうは概ね成功でした!



★さりげなくないギンギラギン


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今回初めてガイアノーツの「プレミアムミラークローム」を使いました。

ステンレスのテカテカシルバーの表現はとてもよく、さらに油性ですから作業能率も上がりました。

しかし初めて使う相手として高級品ユートレの16番E233系なんて冒険しすぎですね笑

使用した箇所は車体ステンレスの幕板と腰板、妻面全部、乗務員扉、室内の手すり、そしてクーラーです。

そしてこの塗料は大変デリケートです。

取り扱いは注意していただきます。

納品の際には古物商の方がつけているような手袋を一緒にプレゼントしました。



★「E」233系ですから


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床下機器はガイアノーツのニュートラルグレーVです。

ユートレ完成品の明るいグレーはJR東日本の床下機器の色とはお世辞にも一緒と言えません。

暗いグレーを使用し、これでちゃんと「E」233系です笑

このブログは鉄道マニアでない普通の人も3名ほど見ていると聞いてますので解説しますと、EとはEastJapan(東日本)のEです。


★やりすぎた室内

目玉のひとつがユートレ完成品を大きく越える出来の室内です!


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床面はシールを作り出来る限りネジを隠すと同時に、優先席の床のあのシマシマ模様までも再現しました。


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座席パーツはかなり塗り分けました。


優先席は座面はもちろん仕切り板の色も塗り分け、手すりを黄色く塗る徹底ぶり!

そのせっかくの表現を邪魔しないように給電の取り回しも変えました。

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キレイです!

プレミアムミラークロームの手すりが光っています!



★説明書、想定をとことん無視


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こちらのデカールは前面の黒いところを表現するためのもののようです。

60万円の完成品を見たらどうも黒いところがガビガビしてるなぁと思っていて、デカールを見てなるほどと思いました。

ちゃんと処理はされてるでしょうから剥がれることはないでしょうが、塗装には敵いません。

ガラス裏側の黒もデカールの想定のはず。

でも塗装には敵いません。

やーいやーい

聞いたら、前面の黒は本物は帯と同じ後から貼られるステッカーのため塗装と同レベルではなく、それを表現する意図もあるとのこと。

しかしそれを言うと帯も同じだし、ステッカーの厚みなんて1/80にしてしまったらほぼ同レベルです。

だからOK。


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先頭の連結器はおそらくエンドウとかのをつける想定と思われましたが、見た目のよいトミックスTNカプラーにしちゃいました。

保証はしませんが一応連結できます。

でもこれくらいしか首は振れません。




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そんなこんなで出来上がったE233系。

完成直後、首都圏で電車が止まりまくったあの日に偶然125編成に乗れたのも今回の完成のお祝いと受け止めます。

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シルバーの違いを感じてください。



★公園デビューみたいな気持ちで

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工場から送り出す準備です。

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エコーモデルの保護ペーパーをまいて純正の箱に詰めていきますが、ワイパーのある先頭車をそのまま包むのは怖いので専用カバーを作りました。

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こんな感じ。

これでワイパーは守られます。

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陸送準備完了。



★試運転

E233-1000落成試運転_181211_0028-2


最後にやり残すは試運転!

今回もホビーセンターカトー東京と埼玉楽園鉄道(個人所有巨大レイアウト)で行いました!

ホビセンでは20m車が10両まっすぐになれないのがちょっとアレですが、半径がキツいカーブもS字カーブも状態のよくないジョイント笑もあり試運転には適しており、情景もあってブログ映えもします。

☆クリックで大きく表示
E233-1000落成試運転_181211_0011

1周目は念のためスロー走行。

想定の範囲内の不具合を直しながら走らせて、引渡し前の最後の詰めです。

様子を見ながら徐々にスピードを上げて負荷をかけていきます。

ストラクチャーに派手に体当たり、もしくはバックトゥザフューチャー3の機関車という事態は避けなければなりませんので慎重に。

最高速はスケールスピード120km/hを目安にします。

☆クリックで大きく表示
E233-1000落成試運転_181211_0002

この日は日曜日で家族連れも多くいました。

やはりチビッ子は今走ってる電車に興味があるようで、他に走らせている方はいたもののこの京浜東北線E233系が大人気でした!

ふれあいの写真を載せられないのが残念。

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この試運転で得られたデータをもとに再整備。

今度は埼玉楽園鉄道(個人所有レイアウト)で試運転!

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いいですね!

ここでついに完成品との共演が果たされました!

どっちがどっちかなんて、もう言いません。


完璧になったので、これをもって引き渡しです!

最後に、チョチョっと作った動画をば。

シルバーの出来やなんかが伝わるといいのですが…。

☆YouTube


もひとつおまけに、表参道のU-TRAINSでの記念写真をば。

☆クリックで大きく表示
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U-TRAINSのJR-E233系1000番台京浜東北線を作ろう

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Posted on 2019/01/28 Mon. 17:00 [edit]

category: JR・日本国有鉄道

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U-TRAINSのJR-E233系1000番台京浜東北線を作ろう13:残りの組み立て  

★マーキング

残りのインレタを貼っていきます!


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記号類に使用するのはユートレインズ純正インレタ、車椅子・ベビーカーマークと弱冷房車マークはトレジャータウンのものです。


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なんだろモハモハ。(あのCM見てからずーっとやりたかった。元はサイ183編成っぽいし)

ナンバーが貼られるとようやく125編成です!

◆は、ある特定区間(狭いトンネル)を通過できるパンタが載ってますという意味です。


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ドアコックの矢印はフタとその上の窓の上に貼ります。

コレもたぶんホームドアで隠れるからその対策だと思います。


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先頭車はなにやらにぎやかです。

優先席の正面にフリースペースがあるのでその表記。

トレジャータウン製のインレタです。

号車表記はくろま屋製です。

数字がちょっとセンターからずれてます。


あとは、弱冷房車、保安装置表記、エンド表記。

女性専用車両?

なにそれ。



★スカート

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スカートもロストワックス製法。

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塗装してくれていましたが、ブツブツボコボコウネウネ【訳・細かい突起、細かい穴ボコ、ヒケ】があるまま塗られているためよくありません。

色を落として下地作りからやり直します。


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塗装が落ちました。

ブツブツボコボコです。

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パテを盛り、完全に乾いたら整形。

平坦な場所にサンドペーパーを置いて対象物のほうを動かせばキレイな平面が出ます。

スカートの先っぽは尖っているので、その先端がセンターにくるように注意して削り進めましょう。


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キレイな表面にできました!


色は、ダークグレーとシルバーonクリアー。

真ん中のとこは黒に見えますが、よく見たら限りなく黒に近いダークグレーなんです。

このぐらいのグレー、製品化しませんかね~

ガイアノーツのニュートラルグレーの仲間に入れてくれませんかね~


シルバーはグリーンマックスのものを使用。

マスキングの手間と仕上がりを考慮しシルバー→ダークグレーの順に塗ります。


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角度がついた2本の直線のマスキングが必要ですが1枚で済ませます。

このように2枚重ねて一緒に切れば角度が全く同じマスキングテープができあがります。


本物はこの部分はツヤツヤなので、模型もそのようにします。

あまりピカピカすぎると変なので、半光沢クリアーと光沢クリアーを混ぜて3クォーター光沢にしました。


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とってもキレイに塗れました!

排障器という特性上、模型とはいえ何かに当たる可能性は高い方だと思います。

もし納品してしばらく経って再び見たときにキズでもついていようモンなら烈火のごとくキレるでしょう。

人のモノになってからでも傷つけたらキレるトンデモ業者、すみだ総合車輛センターです。


スカートを吊る部分は床下機器と同じダークグレーです。

筆で塗ってからツヤ消しクリアーを吹きます。

ツヤを消すので筆塗りのムラも多少許容されます。


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できました!



★連結器

意外と困ったのが密連形連結器。

ダミーを探してみても見当たりませんでした。

結局トミックスのTNカプラーを加工して取り付けることにしました。

連結はできますが首はあまり振りません。

理由は、胴受けは分厚いユートレ純正を使うこととスカートの台座が厚くてカプラー動作部分に干渉するからです。

EF64があっても廃車回送ごっこはできません。


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これがユートレ純正胴受けです。

既に床下機器と同じ色を塗ってあります。


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そのユートレ純正胴受けを取り付けるためにカプラーのほうは大幅に削りました。

黒くてわかりにくいですが、左が加工後です。

色は床下機器と同じ色でツヤ消しです。

カプラーの素材は塗装が乗りにくいポリアセタールですが強力なプライマーを吹いて少しは持つようになっています。

こすっちゃイヤです。


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現物合わせでアタッチメントを作りました。

わかりやすいように白いままで写真を撮りましたが、このあと床下機器と同じ色に塗りました。

取り付け位置の確定に当たっては、本物を確認しながらトミックス標準の高さに合うようにしました。

んが、連結機能の保障はありません。

できますけどね。

できますけど保障はしません。

接着剤固定だし首あまり振れないので。

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この範囲でしか振れませんの。



★ステップ

ステップはエンドウのものを床下機器と同じ色に塗って取り付け。

…のはずでしたが、台車が首を振らなくなるのでつけませんでした。

台車まで首を振らなくするわけにはいきません。



★パンタ


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パンタもユートレ純正。

舟が平行を保つ機構もついておりイイ感じですが、あまり高く上がりません。


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取り付けにはエンドウのビスと碍子セットを使います。

本物と同じ段数になるように加工して取り付け。

全部で4基です。

1基3,500円との事ですから、パンタだけで14,000円!

金持ちの趣味ですな


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いいですね!



★ワイパー


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ワイパーも同梱パーツを使用します。

セミグロスブラックに塗って取り付け。


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これって全部いっぺんに動いたら絶対ぶつかりますよね。

E233系が掲げているリダンダンシーってことでしょうか。

確かに、たかがワイパーと言えど土砂降りでワイパー無しでは運転できませんからね。


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ほぼピタッとくっつきました!

収納の際には気をつけないと保護紙やスポンジが引っかかりやすい形状です。

ワイパーをなくすという話はよく聞きます。



★乗務員室ドアノブ


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こんなとこまで別パーツです!

せっかくですからちゃんとシルバーの色の差別化を図っています。



★クーラーの上フタ

そんな事情でクーラーの上フタは一番最後です。

高いシルバー塗料を使い、且つ上から見られることが多いですから。

それを見越した設計なのかも知れませんね!


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取り付けツメやネジなどはないので接着剤による固定となります。


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カパッ

いいですね!

ファンまでメッキシルバーで塗ることなかったかなーと思っていましたが、アミの向こうから強烈な輝きを放ち訴えかけてくるので存在感があります。

本物もステンレスのハズですから、リアリティアップに貢献しました!



これで全ての部品を取り付け終えました!



★リペア

チョチョッと塗装やなんかの手直しをします。

塗装が終わってからの工程で気を付けていても少しキズがつくことがあります。

そういうのを最後に直します。

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こういうところ。

今までの作業の工程でも傷ついてもなんとかなる面を意識して置いたりしていました。


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リペアとは少し離れますがこういうところにスミを入れてみました。


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この間に本物に乗る機会があり、信号炎管を見たら先っぽが黒っぽかったので色をさしました。

気付いとけ。



★象徴の取り付け


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最後に先頭車に作った白JRマークインレタを貼って



★完成

よく点検して試運転をしたら

☆クリックしてね
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JRのE233系1000番台京浜東北線宮サイ125編成、完成です!



次回総括して最終回です!
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Posted on 2018/12/12 Wed. 12:12 [edit]

category: JR・日本国有鉄道

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U-TRAINSのJR-E233系1000番台京浜東北線を作ろう12:先頭仕上げる  

先頭車をやっていきます。

先頭車はただ組み立てるだけではなく、ライトユニットなどの電装パーツがあるので少しややこしいです。

まずは目立つアレから貼りましょう。


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ユートレ純正インレタ登場です。

白です。

先頭で白とはアレです。

そうです、「EAST JAPAN RAILWAY COMPANY JR」マークです。

顔に堂々と掲げられるマーク。


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でん。

いいですね!

マーキングが入るとやはりシマりますね!

こういうワンポイントのマーキングは好きです!

私が初めて接したそれはE217系でしたね。

これを貼ってようやく仕上げのクリアーを吹きます。

半光沢に光沢を混ぜて、スリークォーター光沢を狙いました。

なんて微妙なんだ。

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クリアーを吹く範囲は乗務員室まわりだけ。

乗務員室まわりは実車も「塗装のシルバー」で、その範囲をクリアーを吹きます。

ここにきてでかすぎるシート付きマスキングテープが役に立ちました!


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これでボディ塗装完了です!

あとは組み立てていくだけです。



★ライトユニットまわり


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こちらがライトユニット基盤。

オデコ部分にヘッドライト、テールライト、行き先表示が一列に集中するため1枚の基盤に集約できるので便利です。

この構造については衝突安全性ということで、上に上げられる装置は上げたんだと思います。

たぶんね。


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動作は問題ありません!


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しかし…

取り付けに難ありでした。

遮光ケースにLEDを突っ込む形ですが、寸法が合わない…

穴の径はよいのですが…

グニグニ曲げたりして調整しましたが、あまりそれもやりたくないので暴挙に出ました。


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基盤からLEDを外しました。


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突っ込みました。


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それから基盤をくぐらせ、その場でハンダ付けをしなおすというもの。

塗装やパーツの取り付けが済んでいる車体に450℃のハンダこてを突っ込むのは気が引けますが、仕方ありません。

取り付け前に仮組をしていれば避けられる事態ですので、今後製作予定のかたはライトケースをボディに付ける前に入るように対策しておきましょう。

今回はされていません。

基盤の封が開いてなかったので。


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テスト点灯では電装系は問題ありませんでしたが、ライトケースに一部の壁がなく光が漏れまくっています。

コレはダサいので、薄い遮光板を作って突っ込んで対策。


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いいですね!


ライトまわりは2パーツ構成になっていて、ライトが収納されるブロックはボディに固定されています。


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表から見え、ライトの外観となるのはこちらのパーツ。

薄い真鍮の板で、うまく作れば方向幕の見栄えはとてもよくなるハズ。

塗装は前面側はセミグロスブラック、乗務員室側はグレイッシュブルーです。

同じ色で乗務員室内も軽く塗装してあります。


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前面行き先表示作りました。(イラストレーターで)

リクエストどおり「快速・京浜東北線」表示です。

側面は滅灯状態ですから、これで1号車側10号車側どちら方向に走らせてもパラドックスは起きません。

ちなみに横浜方に向かうときが1号車が先頭、大宮方に向かうときが10号車が先頭になります。


1275Aをどう捉えるか…。

E233系は前面表示には行き先と種別のほかに運用番号も出るのです。

1275Aは実在してまして、12時ちょうどに大宮を出発します。

「12」は12時を示しています。

平日の12時台は北行きも南行きも快速運転がありますからそういう意味ではパラドックスは起きませんが、75Aを気にしちゃうとダメかも知れません。


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テールライトは悩みました。

実車は赤く光るLEDで、滅灯状態だと真っ黒でなければなりません。

同梱されているこちらはただの赤い透明塩ビ板。

コレを貼るだけでも光ることは光りますが滅灯状態でも赤く見えてしまうし、しかも透明板ですからLEDの光が強いままです。

実車はあの四角い部分が全体的にまんべんなくぼんやり光るというものです。


ぼんやりまんべんなく光らせるにはスクリーンになるプラ板が必要です。

しかし白いスクリーンを入れると赤い透明塩ビ板がさらにハッキリ見えてしまう。


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赤透明塩ビ板にスモークを塗ったり、スモークのアクリル板を貼ったりしましたがそしたら光が暗くなりすぎてダメ。

しかも厚みが付きすぎて取り付けに難あり。

スクリーン+スモークアクリルでも滅灯時明るく見えてしまってダメ。

結局、スクリーンに直接クリアーレッドを厚めに塗りました…。

赤っぽくはなっちゃうけど塩ビ板そのまんまの赤よりも全然いいです。


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スクリーンは0.1mmで取り付けに難もない。

スクリーンを貼ることで得られる効果は以下です。


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左スクリーンなし、右があり。

どっちが本物っぽい光りかたでしょう。

言わずもがなですね!


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滅灯状態だとこのくらいの黒っぽさ。

ギリギリ合格ラインでしょうか。



★コンソール

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乗務員室を語る上で重要な、運転台です。

同梱パーツです。

ロストワックス製法と思われます。

かなり空気が残っていて穴ボコだらけ…

ロストワックスということで表面はブツブツだし、かといってそんなに精密でもありません。

造形不良もたくさん見受けられます。

嫌な予感しかしないので、捨て塗りで表面の状態がもっとよくわかるようにしましょう。


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穴ぼこだらけ…

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ブツブツ…

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欠けてる…

3Dプリンターで作ったほうが手間が少ないかも知れません。


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パテや瞬間接着剤などで穴やヒケを埋め、固まったら上から溶いたパテを塗りたくり表面処理をします。


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大きくヒケているところは均等にパテを塗らないといつまで経ってもキレイになりません。

ヘラを使って均等にのばしましょう。

サンディングは、平坦な場所にサンドペーパーを置いて対象物のほうを平行のまま動かせばキレイな平面が出ます。


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見違えるほどキレイに仕上がりました!

でも、あとで決めたことですがこの面は全く見えなくなる…


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パネル側はこんな感じ。

あとは塗装でごまかします。

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塗装は、ブルーグレーをベースにコンソールを黒に近いダークグレーに。

60万円の完成品は黒でした。

黒ではありません。


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細かいところは筆で。

GUIの画面はツヤ有り黒、マスコンまわりと右手の手すり、スイッチの頭はセミグロスブラックですが1つだけ白です。

スイッチパネルのフタはスモークを塗りました。

取り付けはもうちょっとあとです。



★前面ガラス

前面ガラスは3次曲線のため専用パーツが用意されています。

でも!

すげえ傷だらけ!

なんでー?

ライトまわりとグラデーションは印刷で表現されていていい感じです。


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合わない。

これは地道に削って合わせるしかありませんでした。

削って上にきたことで、ライトや方向幕の位置も合いました。

削る想定だったんすかね~


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本物はコンソールの高さまでガラスの裏を黒く塗ってあります。

それも再現しましょう。


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位置はコンソールがすっぽり隠れる高さ。

仮組みして位置を決めます。

運用番号の表示部は透明を残します。


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いいですね!


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こんな感じになります。


最後に、キズをなんとかすべくコンパウンドで磨いてみました。

あまり変わりませんでした…。



★乗務員椅子

図面にはあるし取り付け穴は開いているのに部品リストには載っていない乗務員椅子。

ユートレに問い合わせてもなかったので、形はちょっと違いますがエコーモデルのものを使います。


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エコーモデルの乗務員椅子です。

後ろの壁に接着する想定ですが、E233系は乗務員室が奥行きが広いため無理です。

ここはリアリティーを上げるため下に足を取り付けて実際と同じようにしましょう。

さっそく取り付け部はカットしました。(左)


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手持ちの材料で足とベースを作りました。

色は、客の座席の背もたれに使ったコバルトブルーベースのブルー一色。

足はシルバーでベースはグレイッシュブルー。

運転士を置きたいです!



★仕切り


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乗務員室と客室の仕切り板です。

乗務員室側と客室側の2パーツ構成で、いずれも真鍮プレス。

乗務員室側には申し訳程度な機器箱みたいなパーツが取り付けられています。

こちらはロストワックス。

乗務員室側はグレイッシュブルー、客室側は客室標準色の白に近いライトグレー。

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この2つのパーツの間にガラスパーツとなるスモークアクリルを入れました。

4000円のアクリル板がようやく日の目を見ました。


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前面ガラスには堂々と編成番号の「125」インレタ。

125とは、第25番目の編成ということを意味します。

183編成までありつまり83編成あったのですが、川崎で起きた作業車との衝突脱線事故で77番目の編成が廃車されてしまい全82編成となりました。

無事な8両も道連れ…

金ある企業は違うねぇ~

事故で側面がえぐられて死者まで出ても修理して今でも使ってる東武を見習いましょう。(東武にとってはもらい事故)

82編成、820両、編成定員は1500人ちょっとで朝ラッシュの乗車率200%で3000人、75本動かしたとして225,000人、どんだけ人いるんだよ。

私は生まれながら東京都特別区民ですが地方のかたは地方創生してほしいです。



★できた

全部取り付けたのがこちら。


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いいですね!

広いですね~


乗務員室仕切りとボディの間に隙間がありますね。

これでは客室の光が乗務員室に漏れます。

アクラス205系のときはコテコテに加工して光が漏れないようにしましたが、予算の都合で今回は無理です。

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いいですね!

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いいですね!

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いいですね!

これで先頭車も閉じられます!

残りの4人掛けロングシートを取り付け筆でホコリを払って合体。


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ようやく先頭車も電車の形になりました!

電装系もいい感じです!

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懸念された光漏れも、多少あるけどそうでもない。

これは乗務員室仕切りの厚みと光量が関係していると思います。

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正面から見たらまるわかりですね~

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尾灯はスクリーンがよく作用していい感じです!

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このようにどの角度から見ても実車同様の指向性の弱い光り方になるのです。

※若干写真に前後があります


この勢いのまま最後の仕上げに向かいましょう。
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Posted on 2018/11/14 Wed. 17:00 [edit]

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U-TRAINSのJR-E233系1000番台京浜東北線を作ろう11:床板と合体  

いよいよ電車の形になる瞬間が近付いてまいりました!

しかし!

まだやることはあります…

室内灯です!


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こちらが室内灯です。

U-TRAINS純正のものです。

1両分に5つ3216チップLEDがついてます。

低い電圧でも動作するようにLED1つにつき抵抗1つ直列、それが5つ並列に繋げられています。

理想の回路構成です。

さすがオーディオを扱う会社です。


いつだったかのアクラス205系につけた高橋スペシャル室内灯はやりすぎだったかも知れませんが、さすがに5個だけだとどうなんでしょうねぇ。

整流はこの基盤上でしてくれますし、電源スルー接点もあるので拡張もしやすいです。

先頭車のライト基盤の電源もここから取ります。


しかし!

説明書の端子の説明と実物が合っていませんので解析が必要でした。

動作チェックもクリアしたので、取り付けましょう。

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車輪からの電源は引っ張ってあり、ケーブルをつなぐだけになっています。


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いきなり申し上げますと、このケーブルは不採用としました。


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目立ち過ぎてせっかくの室内ディテールの見栄えに悪影響をおよぼします。

弱い手すりにケーブルがボコボコ当たるし。

さらに脱着に不便!

IMG_4185.jpg


エンドウやカツミの標準仕様と同様ではありますが、私はアレを良しとはしていません。

それらを解決します。


IMG_4163.jpg

コネクター作りました。

手作りコネクター。

ライト基盤に直接ハンダ付けでもいいのですが、取り付けの利便性とコネクター支持の機能を考慮した結果別基盤にしました。

少し長めのケーブルを引きクロスするように取り回しすることで、コネクターと基盤とライト基盤の位置関係はかなりフレキシブルにできます。


IMG_4168.jpg

床板側は帯板を這わせる仕組みに変更、かなりスッキリしました!

座席ギリギリを通るようにすれば、少なくとも手前の帯板は見えません。

しかし美しいな。

プレミアムミラークロームを使った手すりがなんとも。


IMG_4171.jpg

先ほどのケーブル式と比べたらかなり見栄えは上がりました!

見ようと思わなければ見えない!


でも!

まだなんとかできそうだなぁ。


IMG_4201.jpg

改良しました!

コネクターの先を切ってバネを取り付け、バネで端子に当たる仕組みにしました!

バネはトミックスの分売パーツを使用。

バネは長さとストロークが決まってしまうので、ちゃんと採寸してカッチリやらないとうまくいかないです。

しかし車端ギリギリに寄せることができて、座席の長さで言えば3人分のスペースを使っていたところを1人分だけで収めることができました!


IMG_4192.jpg

床板側も更に改良し、0.5mmリン青銅の棒で給電回路を作りなおしました。

もとのものと比べるとこんな差です。


IMG_4181.jpg

先ほどのバネはここに当たります。



では改めてテスト点灯の写真をば。


IMG_4165.jpg

ででん

いいですね~


IMG_4166.jpg

優先席床もよく見えます!


IMG_4388.jpg

配線は完全に地面に這わせ、かなり見栄えは向上しました!

いいですね!

片台車片側集電ですが意外とチラツキはないですね。

やはり金属車体で重量がそれなりにあるからでしょうかね。


IMG_4193.jpg

動力車床板側はモーターに行く配線があるので少しややこしいです。

しかしこれ以上シンプルにはできません。

動力用は大電力に対応するために通電棒は0.7mmにしてあります。


IMG_4197.jpg

テストで気になったこの丸見えのモーター…


IMG_4194.jpg

隠しました。

もともとそのつもりで、床板シールを作ったときにモーターの部分の分も作っていたのです。


★合体

さて、これでいよいよ車体と床板を合体できるわけですが、改めて室内のチリやホコリを掃除しておきましょう。

エアブローとブラシでぱっぱっと払ってやります。

ガラスがもともとキズだらけですから、せめて。


IMG_4392.jpg

車体と床板の固定は8箇所のネジです。

床板とボディは上下左右1.5mmずつくらい遊びがありますので、ちゃんとセンターになるように調整します。

この調整をを怠ると編成にしたとき1両だけ横に飛び出したようになり美しくありません。


ネジが貫通して座席パーツに当たらないか不安でしたが、大丈夫でした。

そりゃそうですわね。

これでやっと電車の形になりました!



先頭車は事情により次回。
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Posted on 2018/10/28 Sun. 10:00 [edit]

category: JR・日本国有鉄道

thread: 鉄道模型 - janre: 趣味・実用

tag: HOゲージ  1/80  鉄道模型  U-TRAINS  E233系  京浜東北線 
tb: 0   cm: 0

U-TRAINSのJR-E233系1000番台京浜東北線を作ろう10:客室内装作る  

内装は同じU-TRAINSから出ている専用パーツを使います。


IMG_3548.jpg

細かく再現されていますが、細かいゆえにイジェクトピンや湯口跡がすごいです。

プラスチック製で、加工などはしやすいように思いますが身の毛がよだちます。


7人掛け×3、3人掛け×1、4人掛け×1と、手すりと端のが同梱。

このランナー1つで0.5両分、つまり10両編成の京浜東北線には20ランナー必要。

先頭以外は4つ使用する3人掛けが圧倒的に足りないので、それは4人掛けを切り詰めて使えとのことです。

ちなみに手すりもちょっと足りない。


IMG_3553.jpg

いよいよ置く場所がありませんのでロープに吊ったり。

光の透過防止のブラックのあと、色の下地のグレー。


IMG_3554.jpg

手すり部分はメッキ調の仕上がりになる上質なプレミアムミラークローム。



座席の色は悩みました。

実車に乗って確認し、感覚で決めました。

背もたれは少し明るいブルーで座面は少し暗いブルー。

IMG_3922.jpg


背もたれはガイアノーツのコバルトブルーにGMカラーの16番ブルーを少し混ぜたもの。

座面はGMカラーの16番ブルーをそのままです。


IMG_3923.jpg

優先席は背もたれがまるーんのシマシマ、座面はグレーです。

実車が身近にあると便利です。

シマシマの表現は予算の都合で省略しました。

イスは布ですから、全体にツヤ消しクリアーを吹きました。

IMG_3921.jpg

吐き気がしてくる数です!

大小合わせて96個です。


IMG_3934.jpg

みんな大好きロングシートの端の壁はライトグレー。

内装色と同じMr.カラーの338番グレーです。

優先席の壁はアイボリーですのでそのようにしました。

GMカラーの21番アイボリーです。


IMG_3925.jpg

7人掛けシートは2人3人2人と分けるように手すりがついています。

頭が悪い人が多く7人掛けなのに6人しか座ってないというのはよく見かけた光景ですが、キッチリ分け目をわかるようにすることでそれを防ぐ目的もあります。

太った方に不評という話もありますが、痩せてください。

手すりの先端が合うように寝かせて接着します。

IMG_4120.jpg

ちなみに

4人掛けを切って3人掛けにした座席には手すりを取り付ける穴がないのです。

がんばって削らなければなりません。


IMG_3927.jpg

いいですね!

人形を置きたくなってしまいます!

メッキ調シルバーで塗った手すりは存在感抜群!

IMG_3932.jpg

優先席の手すりはちゃんとイエローで色差ししました。

使用したのはGMカラー23番西武イエローです。


IMG_4128.jpg

ふいー

テストで中間車1両を組み込んでいますので、こちらは残り9両分です。

下2つの優先席は先頭車用で、フリースペースがあるために片割れだけなっています。

IMG_3935.jpg

これで中間車1両分です!

いいですね!

ユートレ完成品は座席パーツの塗装はブルー1色のみで、手すりも壁も塗られていません。

それに比べてこだわりすぎた今回の室内。

それで完成品より手間賃を取っていないのですから、貧困にもなるはずです。


では取り付けてみましょう!

取り付けは接着剤です。

ネジ穴っぽいのも開いていますが合いません。


IMG_4047.jpg

おお!


IMG_4049.jpg

おっほほほーー!!

いいですね~!

室内に見ごたえを加えられました!


IMG_4052.jpg

ここまで作ったら乗客を乗せたくなってしまいますね!


IMG_4137.jpg

乗せてみました!

これだけのために人形を買ってしまいました!


IMG_4138.jpg

いいですねー!

電車は人が乗るためのものですから、写真にも乗ってる人が写っていないとイヤです。

大多数の撮り鉄の方は人が写ってるのがイヤだというみたいですが。

IMG_4142.jpg

取り付ける前の座席に。

迷惑な客が1名います笑


みんな大好きロングシートの端。

わざわざ立ち上がってまでこの端の席を確保する人いっぱいいますねぇ。

みんなそうなもんだから、すげえ空いてるのに知らない人と絶妙な距離でみんな向かい合わせになってますねぇ。

私はそっちのほうがイヤなんですけど。

滑稽ですねぇ。

IMG_4141.jpg

室内の見所はやはり優先席ですね!

優先席と言えば、先頭車のフリースペースの床の模様を間違えてしまったので作り直しました。

写真は次回出ると思います。




早く合体させたいです!
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Posted on 2018/10/08 Mon. 12:00 [edit]

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