すみだ総合車輛センター SUMIDA Comprehensive Depot
主に鉄道模型製作や改造、オーバーホールの代行の記録。たまにプラモデル、稀にどこか行きます。偉大な日本をもう一度。
HOゲージ東急1000系きになる電車にDCCサウンドを!3/5 
04/10
モーター車ではスピーカーとデコーダーはドカ置きだったので簡単でしたが、今回は既存の回路をいじったりするので難易度は高めです。
まずは既存のものがどうなっているか確認です。
☆

いつもの配線です。
各台車センターピンに繋がれたこの配線は、線路からの給電を引いていて、先頭車の場合は天井灯とヘッドテールライトのユニットにそれぞれ給電されます。
台車からの電気の極性も前の台車が右レール、後ろの台車が左レールと決めているようです。
DCCは電源を取る向きが決まっていますので、間違えないようにします。
★DCC加工
加工にうつる前にデコーダーや配線の取り回しを考えましょう。
制御されるものは最終的に全部ボディ側に付きますから、デコーダーもボディ側に設置するのが良いでしょう。
しかし
☆

デコーダーを隠す場所がないです!
乗務員室置くのも芸がないし丸見えだし…
万一のことを考えてデコーダーの交換もしやすいようにしたいんです。
今回は、天井にへばりつかせる方法を取ることにしました。
天井には室内灯がありますが、光源ひとつひとつが離れているので、その隙間をぬって配置できると考えました。
★ライトの回路考察
☆

ライトは、製品のままだとヘッドライトとテールライトが点灯。
この2つは当たり前ですがD.C.12Vとして回路設計されています。
基盤から2本出ている線の極性を入れ替えることで、ダイオードの整流作用で片方ずつが点灯します。(極性を入れ替えたら直流モーターは逆転するからそれで進行方向に合わせてライトが切り替わる仕組み)
DCCでは全く概念が違います。
まず電源はA.C.で16Vくらいあります。
16Vなら計算上流しても平気ですが、ヘッドライトとテールライトが同時に点灯することになります。(厳密に言えば高速で交互に点灯)
なのでレールから直で電気を取るのはダメ。
間にデコーダーが入るわけですが、デコーダーから出てる線は9本もあります!
既製品のライト基盤は2極だけだったのをさらに分けて3極にして、さらにLEDの向きも変えて繋ぎかえます。
正しく繋ぎかえないとデコーダーを壊します。
☆

実装されている部品を撤去。
☆

回路を目で追って、繋がっていてはまずいところをカットし、LEDの向きを合わせました。
基盤に付けた色はデコーダーからのケーブルの色です。
デコーダーに繋がるケーブルを出しておきます。
せっかくなので目立たないケーブルに変えました。
わからなくならないように先っぽは対応するケーブルの色を塗ってあります。
ここからは新規製作。
せっかくDCCを入れるなら…と、行き先と天井灯が点灯するように改造することになりました。
★部品設計
光源を固定する遮光ケースが必要なので3Dプリンターで作りましょう。
オデコの行き先表示に使う光源と、天井灯の光源です。
☆

実物を採寸して、光源の光の角度とかを綿密に計算して絶妙な距離で光源が配置されるようにしました。
さっそく注文しましょう。
☆

出来上がりました!
寸法の再現度は完璧です。
☆

光源のLEDを取り付けて配線を出しておきます。
同じように配線の先っぽは対応するケーブルの色を塗っておきました。
★デコーダーと繋ぐ
今回はライト基板とデコーダーを直結せずに、間にターミナルを設ける事にしました。
抵抗などもこのターミナルにつけて、具合が悪かったら簡単に交換ができるようにします。
☆

こちらがターミナルになる基盤の素です。
☆

あれれ、プライマー入りサーフェーサーを塗られました。
☆

あれれ、キズをつけられました。
☆

あれれ、変な液体に漬けられました。(うまく撮れない)
実はコレは今まで何度か挑戦してきたエッチング作業です。
私が一番最初に使ったサンハヤトのエッチングセットも、こういった基盤のパターンを作ることを想定されています。
いま、初めてメーカー想定の使い方をしました!
☆

おお〜
透けてきた!
やはり銅合金の真鍮や洋白よりも純銅のほうが反応が早い気がします。
☆

できました!
☆

サーフェーサーを落としたら出来上がりです!
☆

裏から見たら基盤そのものですね!笑
こんな単純な直線的なパターン、わざわざエッチングしなくても作れましたかね。
☆

穴を開けて基盤完成です。
☆

必要な部品をつけて基盤完成です。
この両端にケーブルを繋ぎます。
それぞれ対応する色を塗っておけば分かりやすいです。

便宜的に『ファンクションデコーダー』と言っていますが、こちらは動力も動かすことができるデコーダーです。(LokPilot V4.0)
そんなデコーダーでファンクション機能だけを使う場合は、モーター用の端子に負荷をかけてあげないと書き込み時にエラーが出るようなので、自作基盤にそのための抵抗器も取り付けました。
キャノンモーターとほぼ同じ端子間抵抗です。
ひとつだけ横を向いている抵抗がそれです。
☆

回路が組めました!
車体に取り付ける前にテストです!
☆

いいですね!
ちょっと長いのでここで一旦区切ります。
次回は組み込みです。
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Posted on 2021/04/10 Sat. 13:17 [edit]
category: 東京急行電鉄
tag: HOゲージ 鉄道模型 1/80 東急1000系 きになる電車 DCC東武10000系2RのHOゲージ用床下機器を作ろう 
03/19
Nゲージ用を大きくするだけでいいとの事でしたが、明らかに不自然になってしまうメッシュ部分と、大きいバージョンのデータがあるHB-2000コンプレッサーだけは差し替えることになりました!
Nゲージでも作った床下機器をHOゲージでも作るという例に東急1000系がありますが、その際はディテールを描き直しました。
ただ大きくするだけというのは初めてなので、それでどのくらいの見栄えがするのかというのもわかるいい機会です!
☆

まずは使用できる部品をよそから持ってきます。
今回はHB-2000コンプレッサーを西武新101系用に描いたものから持って来ました。
台座は描き換えなければいけませんが本体はそのままいけます。
☆

次にNのパーツをでかくします。
1/80サイズですので1.875倍です。
手元にある20m車のHOゲージ車両を使って念のため採寸し、微調整しました。
☆

メッシュを描き直しました。
サイズはでかくなっても3Dプリンターの解像度は変わりませんから、それに対応させました。
台座は少し描き直しました。
さっそく注文しましょう。
★できた
☆

できました!
パッと見た感じでもかなり良さそうです!
造形の確認をしたいということでクライアントには許可を取っているので、プライマー入りサーフェーサーを吹いて造形の確認をしましょう。
☆

おお〜
やっぱり3Dプリンタの床下機器はピシッと直線が出てイイですね!
ホワイトメタルのように中央が窪んでいたりしません。
ただし造形痕は見えますが。
☆

鑑賞用として出力もしているHB-2000コンプレッサーですが、やはり何度見てもイイですわ。
☆


メッシュはひとつとして潰れることなく美しく出力されました!
☆

コック類もしっかり表現されています!
逆止弁も形が分かります!
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他に目についたのはこちら!
日立マークが造形されてるのです!!!
これは版権に抵触しちゃうなぁ。
☆

箱類も全然悪くないじゃないですか。
浮かせることができるハズの取っ手が浮いていませんが、コレも考えようによっちゃ取り扱いにそこまで気を使わなくて済むと捉えることもできます。
それでいて少なくともホワイトメタルは凌ぐ出来です。
ピシッと直線になってますし!
難点を言うと、いつものヤツですけど
・取り扱い注意
・スジが入る
ですね~
☆クリックで大きくなります

たうん様から写真をいただきました!
とてもイイ感じです!
完成が楽しみです!
→あれな車両様ブログの当該記事
結論、Nゲージとして作ったときにすでにディテールを攻めまくっていたので全然見劣りしない床下機器になりました!
せっかくですのでこれもDMMに置こうと思います。
ということは、6Rやコレと同じ水準で攻めていた10080系もいけるということですよね。(10080系はさらにSIVやARB2も手を入れる必要があり、コンプレッサーも交換)
6Rも公開しようかしら。
欲しいという方は、問い合わせフォームもしくはツイッターに連絡ください。
一番最初の方はモニターになってください!爆
HOゲージ東急1000系きになる電車にDCCサウンドを!2/5 
02/28
まだあるんですけど…
まずは動力車の加工をしましょう。
動力車に組み込むのはESUのサウンドデコーダー、Lok sound V5.0です。
Lokが指す意味はわかりません。
ドイツ語由来でしょうか…
☆

音に合わせてモーターの制御もできるデコーダーで、たくさんのファンクションもありますが今回はサウンドとモーター制御のみです。
いっぱい線がついていてモデラー心をくすぐります。
この中から今回使うのは赤、黒、橙、灰、茶×2です。
あとの青、白、黄、緑、紫、ピンク、エメラルドグリーンは使いません。
すごいところから出てるこのピンクとエメラルドグリーンってなんだと思いましたが、調べたら普通にファンクションとのこと。
すごいな、前尾灯の他に4つも何か機能を持たせられるのか…
既存の回路をバラしてこのデコーダーをぶっ込むんですけど、DCCサウンドは線路からの導通状態が悪いと具合が良くありません。
そこで今回、より安定的に電源を取れるようにIMON製の通電カプラー『ISカプラー』を取り付けてくれと言われています!
通電カプラーは以前トミックスの583系に取り付けましたが、あれはスピーカーの配線でした。
今回は電源を列車全体に引き通し、列車全体で電源を共用するのです!
本物で言うところのブスバーです!
★構造を理解して組み込み方法を考える
まずは現物を見て戦略を立てましょう。
☆

カツミのいつもの配線です。
各台車センターピンに繋がれたこの配線は、線路からの電気を引いています。
それぞれの台車から右レール集電、左レール集電と決まっています。
DCCは電源を取る向きが決まっていますので、間違えないようにします。
もちろんモーターがどちらからどちらの極に配線されているかもチェックします。
配線を間違えるとヘッドライトを煌々と光らせながらバックしだす電車の出来上がりです。
それはダメです。
ちゃんとチェックしたら取り外します。
通電カプラーを効果的に機能させるには車体を引き通す必要がありますし、取り回しは大きく変わるでしょう。
★通電カプラー
先に電源まわりを固めます。
電源まわりの一番のキモはなんといっても通電カプラーです。
列車全体に引き通すので、両端のカプラーも当然電気的につないでやる必要があります。
☆

床板への固定ネジと一緒にターミナルを繋ぐ仕組みです。
床板の固定ネジ用の穴は新しく開ける必要があります。
これは位置決めがなかなかシビアです。
☆

そこで、プロ仕様グラフィックソフト『イラストレーター』で穴あけガイドをつくりました。

床板にピッタリ合わせて、印の位置に穴を開けます。
これでほとんどズレることなくどの号車も同じ位置に穴を開けることができます。
☆

高さ調整で1mmくらいのプラ棒をかましました。
白いと目立つので黒く塗りましたが写真はありません。
☆

できました!
ボディと干渉しないのも確認。
元の穴はケーブルを通すのに使いますので一切無駄はありません。
☆

室内はこんな感じ。
☆

車内を貫通するようにリン青銅の棒を通します。
これがいわゆるブスバーです。
ブスばっかりのBARではありません。
この棒にカプラーからのケーブルと台車からのケーブルを繋ぎます。
これで給電関係は完了です。
★スピーカーの選定
私は父の影響でオーディオがすぐそばにあり、企業案件も来る音響技術者、小学生の頃のピアノから始まり吹奏楽部で管楽器にも触れ、ロックバンドを組んでいたときは録音からマスタリングまでするような、自称音の専門家でもあります。
模型から出せる音は限りがありますが、できるだけ良い音で鳴らしたいモンです。
頂いているスピーカーは数種類ありますが、一番でかいやつを採用。
でかいスピーカーは低音が良く出ます。
コーンはフニャフニャでキレがあまりなく、パワーもあまりありませんがこの中では一番イイ音で鳴ってくれます。
このスピーカーが幅的にはギリギリで、これより大きいとボディ側のアングルと接触します。
配置を確認したらデコーダーを繋ぎます。
☆

デコーダーからは茶色いケーブルが2本出ています。
どちらもスピーカーに繋ぎます。
まるで極性がないような感じですが、スピーカーには極性があります。
極性を間違えて繋いでも鳴るは鳴りますけど、位相が逆になって『鳴りきらなく』なります。
小さなスピーカーだからまぁいいやって感じなんですかね。
確かにあまりわかりません。
2つに1つですから、こういうときは+と―を入れ替えてみてよりイイ感じに鳴るほうで繋ぐといいです。
ESU、ドイツなんですから音に関しては厳しくあってほしいです!
ベートーベン(ボン出身)が泣いています。
☆

接続できました!
試しに配置してみましたがゴッツイですね~
テストは良好!
バッチリ音と連動して加減速します!
プァーン♪
プァーーーン♪
と電笛を鳴らしたり、クーラーを起動したり切ったり。
音モードをONにすると、それだけでSIVが常にジーーーーーーーーーと鳴っていますし、エアを使うような操作を繰り返せばコンプレッサーが起動します。
そして止まります。
前進後進を切り替えると逆転器も鳴ります。
楽しかったです。
んで
設置方法ですが、なんとこのままドカンと室内に置くだけ!(固定はする)
床板を自作してウエイトもオリジナルを作ってなんていう構想もありましたが、予算が跳ね上がってしまうので中止になりました。
置くだけですから、見た目はこれで出来上がりになってしまいます。
☆

それはあまりにも芸がないので、せめてプラ板で隠すことにしました。

せっかくですからスピーカーから少し浮かせて、プラ板との空間で共鳴するようにしましょう。
そうすれば1217号全体が鳴っているように聞こえます。
☆

こうなりました。
丸見えよりはいいかな〜
音が良く鳴るようになったので、ひとまずOKとします。

次回は先頭車の加工です!
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Posted on 2021/02/28 Sun. 15:00 [edit]
category: 東京急行電鉄
tag: HOゲージ 鉄道模型 1/80 東急1000系 サウンドDCC1/80コスミックのヤード照明塔 
12/03
久しぶりのストラクチャーの記事です。
納品先はHOゲージ巨大レイアウト楽園鉄道(個人所有のため非公開)です。
☆

初めてのコスミック製品です。
まずは色々見てみましょう。
☆

いやー
記事として引っ張れるような内容ではなかったです!
説明書がなくてもわかりそうな、単純な部品構成です。
組み立てが簡単なのはいいのですが、かなりの確率で相反するのがディテールですね。

2mm厚くらいのアクリル板をレーザーかなんかで切って造形され、それをはめ合わせるという構造ですので、足の1辺が2mmの鉄塔となります。
2mmだと実物換算で160mm、そんなもんか…と思えるような太さではありますがなんだかボテッとしているのは、実際の鉄塔は四角柱ではなくL型の鋼材(アングルという)で作られているからだと思います。
遠目で見ればきっと分からないですので、『近くで見ないでください』と注意書きを出しておけばよいでしょう。
あはは
☆

照明ユニットは、ぶっとい赤黒ケーブルに基盤も部品も丸出し、プラレール用かと思うほどです。

あ、でもちゃんと光ります。
電源は12VDC、おそらく0.06mAです。
☆

素組みをしました。

組み合わせ部分がちょっとみっともない気がします!
☆

説明書どおりに塗って組み立てました。


せめて赤黒ケーブルはシルバーに塗って目立たないようにしました。

土台部分は何種類かのグレーと、ウェザリングマスターで軽く汚しを入れました。
本格的な汚し調整は納品先に持って行ってからです。

これはちょっとなぁ。
もう1つは組み合わせ部分が目立たないように色々やってみることにしました。
☆

アングル材を使って足を完全に覆うようにしました。
☆


照明部の周りも棒材で囲み、ちょっとした継ぎ目はパテで消しました。
☆

基盤は、そのままだとベーク板のオレンジが不自然なので全体をシルバーに塗りました。
かなりマシになりました!
配線も、細いパイプに細いエナメルワイヤーを通すことでスッキリした見た目にすることができました!
☆

できました!
「こっちの方がよければそのようにする」と提案しましたが別に大丈夫とのことでしたので、このまま納品しました。
ちなみにこれ1基で定価10,000円とありました。
☆

埼玉楽園鉄道に納品しました。
現在製作中の機関区に設置されるとのことです!
そしてここに見えている機関区のレールの着色は、ワシがやっているのだ~
ZugのHOゲージ西武新101系をつくろう16:試運転・最終回 
11/16
☆

旅立ちの準備です。
さみしいです。
☆

先頭車の排障器、包み紙の影響をモロ食らって破損の危険があるので、カバーをつくりました。
その辺にあった厚紙を使ったので大きさが微妙に違う仕様です。
組み立てはホチキスとしました。
これは、接着剤に含まれる揮発成分が模型に悪さをするのを防ぐ目的です。
超密接密集を長時間させられるわけですから、どうなるかわからないので念のため。
☆

こんな感じ!
いいですね!
★ホビーセンターカトー東京
引き渡し&試運転はホビーセンターカトー東京です。

久しぶりにホビセンにやってきました!
HOゲージのレイアウトが改修されてからは初めて来ました。
レイアウトに変更はありませんでしたが、申し込みのシステムが変わっていました。
これまでは空いていればいつでも誰でもタダで借りられたのですが、今は「運転券」なるものを入手しないとダメなようで、その運転券は500円以上買い物をしないともらえないというシステム。
普通に有料化すればいいだけだと思うのですが、何かを買わせるというのがイヤらしいですな!
今回はちょうどカーブレールが欲しかったので購入して運転券をゲットしました。
★レイアウトへ
ピカピカに仕上げた弊害として、触りにくいというのがあります。
そんなときは、ハイヤーの運転手がしてるような手袋を装備して取り扱います。
☆

試運転は良好!
また動画にしました。
☆
いいですね!
軽いのでチラツキも心配でしたが意外としっかり点灯していました。
カーブもなんなく通過。
でも、妻面ステップがボコボコ当たります。(R550で)
連結面間隔を見直すか、緩いカーブで線路を組めばいいです。
参考までに、今回はトミックスのボディマウントTNカプラーを使用、取り付け位置は床板に開いていた穴をそのまま利用しました。
動力はマスターピースのNSドライブを指定されて取り付けました。
室内には全く影響のない、床下スペースだけで完結する動力ユニットですが、低速は苦手なのとそこそこの騒音があります笑
構造は本物志向の吊り掛け駆動(笑い)ですので、わずかながら惰力もあります。
逆に言えばウォームギヤを介するMPギヤとは違い、坂道で転がることもあるので注意が必要です!
★講評
今回は初めてのZug製品の製作でしたが、組み立て自体はそんなに難しくないキットだと思います。
車体ディティールは悪くないと思いますが、顔の造形は考え直していただきたいです。
悲しそうな顔になってしまいます。
塗り分け用のマスキングテープはイイ感じでしたが、ちょっと手を加えたほうが貼りやすいです。
床下機器は、普通の人なら気にならないかも知れませんが、私としてもクライアントとしても物足りなくてコンプレッサーだけは3Dプリンターで作ってしまいました。
足回りの調整などは経験値がいるかもしれません。
そのまま組んだらガバガバです。
床板の位置が高すぎるのはちょっといただけないと思います。
配管など敷居が高そうなものもありますが、治具を売っていたり説明書に実寸を書いていたりサポート体制は万全です。笑
道具はそれなりに必要ですがHOゲージの工作初めてやろうとする方にはいいかもしれません。
入り口としては真鍮よりはイイと思います。

塗装は、最近ハマッているピカピカ塗装でも違和感なく仕上がりました。
明るい車体カラーだからというのもあるでしょう。
ライト類は完璧です。
特に行き先表示器がお気に入りです!
光の色、わざとつけた光のムラ具合、光の強さ、どれをとっても美しくできたと思います。
画面越しでは伝わらないのがもどかしいです。
急行灯スイッチという機構もイイと思います。
室内の表現も、初めての吊り革に初めての中吊り広告を作りましたがいずれも成功。
機会があればまたやってみたい表現です!
ご清聴ありがとうございました。
ZugのHOゲージ西武新101系をつくろう
おわり
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Posted on 2020/11/16 Mon. 19:00 [edit]
category: 西武鉄道
tag: HOゲージ 鉄道模型 Zug 西武新101系 1/80 16番