すみだ総合車輛センター SUMIDA Comprehensive Depot
主に鉄道模型製作や改造、オーバーホールの代行の記録。たまにプラモデル、稀にどこか行きます。偉大な日本をもう一度。
アクラスHOゲージJR205系横浜線H27編成を作ろう16終:総括 
09/01
今回は製作記録を振り返る総括号です!
★デジタルコマンドコントロール
今回もいくつかの初めての試みが盛り込まれています。
一番大きな試みはなんと言ってもDCC(Digital-Command-Control)の組み込みです!
模型の制御方法がまるで違うDCC、今まで作ってきた回路とは全く違うもので、いじることのなかった箇所を大幅にいじることになりました!
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動力車はダイキャストを削り空間を設けて積みました。<参考記事、第7回>
室内にバーンと置いておいても機能としては問題ないですが、高橋スペシャル室内灯を仕込むとあらば煌々と照らされて目立ちまくるので隠すようにがんばりました。
フライス盤まで登場してガッソリ削り、できた隙間になんとか無理なく収納。
プラ板で作ったフライホイールガードがいい感じに機能しています。
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どちらかと言うと先頭車のほうが組み込みに苦労しました。<参考記事、第14回>
みんな覗きこむ先頭ですから、変な置き方をしたらバッチリ目立ってしまいます。
そしてそのDCCでの試運転では…
DCC欲しくなってきてしまいました笑
★3DプリントATC装置

HOゲージサイズの3Dプリント床下機器は初めて製作しました!<参考記事、第4回>
Nゲージよりいい感じになるだろうと踏んでいましたが、面積あたりの成形跡の数は多くなるので一長一短って感じです。
ただ、精密化の限界はHOのほうがはるかに高いです。
取っ手ハンドルまでしっかり抜けているのはすごいです!
★オリジナルインレタ
今回オリジナルインレタを作る目的はただひとつ、H27編成の特徴のひとつ「丸ゴシック体」で書かれた所属表記を再現するためです。<参考記事、第12回>
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インレタの出来は上々!
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ついでにH27編成用の車号や検査表記も入れました。
ONEPLUS製市販インレタにも検査表記はありますが、精密さはコレには敵いませんし何より検査の日付がH27編成そのものにできるという利点もあります。
★高橋スペシャル室内灯バージョン2
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今回も高橋スペシャル室内灯(誰が言い出したんだこんな間抜けな呼び方)を仕込みました。<参考記事、第13回>
テープLEDの変更と、DCC電源に対応させるために回路をちょっと変えたため、Ver.2としました。
★組み立て・塗装
新しい試みの影に隠れてしまっていますが、塗装もこだわっています。<参考記事、第9回>
ステンレス部のテカテカな感じの表現はメッキシルバーNEXTを使って行いました。
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横浜線を象徴する2色のグリーンはオリジナルカラーです。
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屋根の塗装も工夫して、実車のような滑り止めみたいなブツブツを表現。<参考記事、第8回>
肉眼でないと分かりにくいのが悔しいです。
ハシゴや手すり、アンテナの台座などH27編成の特徴も再現。

総じて、素晴らしい出来です!
★試運転、楽園鉄道
試運転は埼玉楽園鉄道、そしてホビーセンターカトー東京です!
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やっぱレイアウトに置くのがいちばんですね!
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トンネルは見せ場です!
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H28編成との競演も叶いました!
★ホビセン


ホビーセンターカトーでは前回書いたように公衆の面前で試運転となり、モデラー冥利に尽きることができました!


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★感想とか
記事として端折った部分も多いですが、特に前面付近の部品の寸法がおかしく顔の取り付けに苦労しました。
H28のときは前面の一部は既に組み立ててあった状態でしたから、今回自分で1から組み立てて確信を得ました。
設計ミスです。
造形はプラならではの良さが随所に出ていていい感じですが、欲を言えば梨地になっている部分をツルツルに仕上げてくれればもっと美しいシルバーにできるのになという気持ちです。(車体とクーラー)
アクラスさんには是非次回作と噂される211系ではこの辺をグレードアップしていただければと思います。
というか会議に呼んでください。
みんな納得のキットにして差し上げます。
左の問い合わせフォームからどうぞ!
初めて尽くしのH27編成、ここに完結です!
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Posted on 2017/09/01 Fri. 17:00 [edit]
category: JR・日本国有鉄道
tag: HOゲージ 鉄道模型 アクラス JR205系 横浜線 H27編成アクラスHOゲージJR205系横浜線H27編成を作ろう15:細かいパーツの組み立て・完成 
07/09
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2つに割られた貫通幌。
念のため遮光塗装をしてからグレーに塗りました。
★胴受け
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H27編成は胴受けの形が違いますので、エコーモデル製のホワイトメタル胴受けを取り付けます。

連結器本体はトミックスTNカプラーですから、対応させるためにカプラーを大幅に削りました。
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カプラーは手で動かせばかなり首を振りますが、実際はどんなに急なカーブでもせいぜい25度ずつくらいしか振りません。
アクラス205系は通過半径制限がR550ですから、これを通過できるだけの範囲で首を振れればいいわけです。

少ししか首を振らなくなりましたがこれでもR550は通過できます。
写真のコレはR550です。
取り付けた写真はあとでまとめて。
★ジャンパ栓
エンドウ製のサハ204にはジャンパー栓がないので、キットの余剰パーツを取り付けました。
先頭クハ205の前面には同梱の栓+ホースパーツを取り付けます。

色はシルバーとフラットブラックです。
★ステップ
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エンドウのです。
黒く塗ってから取り付け。
★スカート
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武蔵野線用の顔パーツセットの中に入っているスカートが対応品ということでそのまま使用しました。
色はオリジナルライトグレー(東武の屋上機器用の、ちょっと青みがかったライトグレー)です。
私はもう病気なくらい光の透過を嫌うので、やはり裏は遮光してあります。
別に光が当たるわけでもないのに。
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前面床下部まとめてドーン。
★ワイパー
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フジモデル製の汎用品セットから、いい感じのものを選んでつけました。
★H27編成札
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★パンタグラフ
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全く同じものはないので、似ているトミックスC-PS27を加工して使います。
少し加工をしてできるだけ本物に似せます。
避雷器は台ごと根元からカットし、ガイシでパンタ台を挟みます。
取り付け穴の位置は大丈夫ですが、ちょっと緩いのでゴム系接着剤で固定します。
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いいですね!
★細かいところにケチをつける
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例えば、妻板と床板の隙間から光が漏れること。
この光漏れは線路を照らしてしまっていますので、黒く塗ったプラ板を貼り、光をせき止めます。
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いいですね!
★ついに!
最後に微調整をしたら
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JR205系横クラH27編成、完成です!
次回、DCCの設定に切り込んでみましょう。
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Posted on 2017/07/09 Sun. 21:00 [edit]
category: JR・日本国有鉄道
tag: HOゲージ 鉄道模型 アクラス JR205系 横浜線 H27編成アクラスHOゲージJR205系横浜線H27編成を作ろう14:電装装置とか 
06/23
ライト基盤を仕上げます。
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こちらが先頭車用のDCCデコーダーTF4です。
動力用と比べて扱う電力が低いためか、動力用のDH126よりふたまわりくらい小さいです。
そのわりにファンクションが4系統もあり、色々な遊び方が出来るようになっています。
今回はこのうち3系統使用。
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回路は、DCCデコーダの説明図通りに配線します。
と言ってもKATOが販売しているTF4には説明図はついておらず、海外のウェブサイトを参照しました。
KATOもただ輸入販売するだけでなくこの辺もきちんとすればDCCの敷居も下がるのになと思います。
★DCCコントローラー登場
基盤をケースに仕込む前に仮組みの状態でDCCデコーダーと繋いで試験です。
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じゃん。
こちらはクライアント所有のDCCコントローラー、ドイツはESU(エズーと読む、発音はラピュタのパズーみたいに上げるそうです)製ECoS(ESU COMMAND STATION)です。
なんとGUI!(Graphical-User-Interface)
鉄道模型もここまで来たか!
超ハイテク!
さすがドイツ製!
10万円だそうです。
ひええ!
でも、GUIを生かしたグラフィカルなエディットが可能で、とても操作がしやすいです。
たとえばアドレスを登録するときに機関車のイラストを割り当てたりできます。
オンラインからこのグラフィックはDLできるらしく、日本国鉄形機関車や205系もあるみたいです。
プリセットではやはりヨーロッパ形ばっかりです。
さて、この最先端コントローラーを使って検証をしていきます。
先頭車は形になっていませんので、中間車だけと先頭車電装部分だけで分けて検証です。
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スイッチを入れたら高橋スペシャル室内灯が煌々と光りました!
常時17V、最大22Vと聞いていた線路電圧はアナログ指針で最大15.7V、平均15.2V。
もちろんこの電圧でも高橋スペシャル室内灯は問題なく点灯します。

カントレールを使用した2時間ぶっ通しの走行試験では一度も脱線することもなく、懸念されていた発熱もプラ車体は「ほのかに温かい」程度。
合格です!
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ファンクションを持つ先頭車(の基盤)のテストはもっと楽しいです。
ライトのONOFFを走行状態に関係なく個別に操作できます。
すなわち、ヘッドライトとテールライトを同時に点灯させられます!
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すごい!
入れ換えごっこもできますね!
このテストを以てわかったことを配線にも生かします。
残りの2本もファンクション、この片方を乗務員室の照明に使います。
1本は余ってしまいます。
★顔組み立て
仕上げに向かいます。
運転台のベースカラーは京阪ライトグリーン、運転台まわりは帯に使ったグリーン。
計器の色差しもしっかり。
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全て取り付け終わったら顔とボディを合体させますが、DCCデコーダーはボディ側に置くため配線を取り回しながらの取り付けです。
★乗務員室仕切りと配線取り回し、顔取り付け
ヘッドライト・テールライトへの給電は細いエナメルワイヤーを使います。
ワイヤーは乗務員室仕切りを通して天井へいき、天井付近に取り付けるターミナルでDCCデコーダーと繋ぎます。
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こちらは乗務員室照明です!
1608チップLEDを2つ繋いでつくりました。
予め塗装をしておいたプラチャンネル材で隠し、配線だけは裏に回しておきます。
ここで前面を取り付け。
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長いことカオナシだったH27編成、ついに顔がつきました!
★DCC配線取り回し
乗務員室仕切りの中を通って上にワイヤーを通していきます。
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壁を通してここまで配線を持ってきました。
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基盤を使って短絡などが起こらないようにします。
ここには4系統の電気が通ります。
+母線、-ファンクションが3つ(ヘッドライト、テールライト、乗務員室照明灯)が集中しますので、短絡でもしたらメチャクチャです。
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プラ車体とは密着しないように取り付け、高橋スペシャル室内灯のアルミに熱が逃げるようにしておきます。
先ほどのテストで発熱状況を確認した結果たいした発熱はしないことがわかっていますが、念のため。
電源は室内灯の給電プレートから引きます。
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これで電装関係は完了です!
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最後にエコーモデルの「乗務員椅子」を取り付けます。
壁からの位置調整はプラ棒です。

これで乗務員室は完成となります!
次回は細かいパーツを取り付けて完成まで持っていきましょう!
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Posted on 2017/06/23 Fri. 17:00 [edit]
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tag: HOゲージ 鉄道模型 アクラス JR205系 横浜線 H27編成 DCCアクラスHOゲージJR205系横浜線H27編成を作ろう14:前面加工 
06/15

★顔の下処理
顔だけまだボディに取り付けない理由は、ライト点灯化に伴うライトケースの作成や遮光処理があるからです。
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顔まわりを仮組みしてクリアランスの確認。
今回はライトユニットは基盤に装着します。
そのため巨大なケースとなります。
実際に基盤を切り出し現物合わせ。
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ライトユニット付近だけでなく全体を遮光塗装。

これで全体塗装を行えます。
★前面塗装
色々検証した結果、顔だけは塗装して組み立てた後に取り付けるのがいいと結論付けました。
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顔にも地味ながらシルバーの塗り分けがあります。
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顔の全体塗装は、ボディと同時に実際の位置関係にします。
塗装の仕上がりが同じ感じになるようにするためです。
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いいですねぇ!
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ヘッドライトのとこの帯もボディ塗装と同時に塗装しました。
もちろん裏はブラックを塗っておきます
色味は完璧、ただ段差ができてしまったのでサンディングとクリアー塗装で整えました。
★乗務員室仕切り
乗務員室側カベと客室側のカベの2パーツ構成になっており、うち乗務員室側はガラスパーツだったりします。
なぜ目立つ乗務員室側のモールドをガラスパーツにするのかは意味不明ですが、乗務員室の見栄え向上のためにも塗装は絶対に必要になります。
また、このままのサイズでは壁との間に隙間が生じるためプラ棒かなんかで仕切り壁を延長しなければなりません。
手のかかるキットです。
でも逆に言えば、こういうところをキッチリ処理すれば差別化が図れます。
このパーツの塗装には覚えがあります。
サクサク進めましょう。
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2面合わせになっている裏側は遮光のためのブラックを塗り、それから表の塗装です。
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できました!
ボディへは他の工程で様子を見ながら取り付けます。
★デコのLED表示窓とか
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こちらは行き先表示器。
H27編成は向かって右の表示窓(「横浜線」と表示)がなく、埋めなければなりません。
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クリアパーツの一部を使って埋め、
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念入りに遮光。
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H28編成のときは妻面側にあった室内灯の光を前まで導いてきていましたが、今回は専用の光源を使用します。
すぐ近くで強い光を発するので、埋めた窓はキッチリ遮光しないといけません。
前面表示側はセミグロスブラック、天井面はライトグリーン。
ライトグリーンは帯のライトグリーンよりも淡い「GMカラー34番京阪ライトグリーン」を使いました。
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どうでもいいですが、このカラーはこちらの骨董品缶スプレーから移植したもの。
乗務員室の壁面はこの色でいきます。
☆

運行番号・LED表示器の透明パーツは、一体になっているとちょっと具合が悪いので分割。
裏をフラットにし、余計なところが光らないようにブラックを塗っておきます。
どの角度から見ても均等に光るように裏にはホワイトを塗っておきます。
こいつがスクリーンの役割を果たしてLEDからの光を一定にしてくれます。
塗り方を間違えたら大変ですので気をつけます。
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それの光源は専用のLEDを使用します。
電源は室内灯から取り、スイッチON。
☆

いいですね!

側面方向幕と一緒にプロ仕様ソフトで仕上げました。


いいですね!
いや、厳密に言うと黒いところは光っちゃダメなんですが、ステッカーの限界です。
これでも2枚重ねなんです…
☆

前面の黒いマスクはセミグロスブラック。
☆

前面に堂々と掲げられるJRマークです!
今やなかなか手に入らないJRマーク。
でもこのマークがないと完成しません。
なんとかして用意しました!
☆

いいですね!
次回は電装装置の取り付けと顔の取り付けです。
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Posted on 2017/06/15 Thu. 17:00 [edit]
category: JR・日本国有鉄道
tag: HOゲージ 鉄道模型 アクラス JR205系 横浜線 H27編成アクラスHOゲージJR205系横浜線H27編成を作ろう13:高橋スペシャル室内灯 
06/11
今回使用するのもテープLEDです。
☆

前回313系に使用したものとは違うテープLEDで、前回に比べて光がマイルドになっています。
プラ車体だからというわけではなく、単純にもう少し光量は抑えてもいいだろうと思ったから。

こんな感じ。
でも比較のしようはない…
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回路は基盤を使用します。
耐久性向上です。

いつもの12V規格ならブリッジダイオードをかますだけでいいのですが、今回はDCCを想定しなければなりません。
DCCは17Vが常にかかっているとのことで、それに対応させないとせっかくの室内灯もパアです。
さらに念には念を入れてDCC規格のなかで考えられる最大電圧だという22V)に耐えられるようにしておきます。
☆

プラスチック製のボディの中で熱を発しながら光るLED。
触れないほど熱くはならないものの、念のためアルミ板に貼り付けます。
長いのを買ってきてカット。
試しにひとつ作り、耐久テストです。
余剰のサハ1両のパーツを使ってほぼ実際の環境におき、屋根パーツや枠パーツの異常加熱や変形がないか確認します。
テスト点灯はいい感じでした!
プラスチックのボディも耐えられます。

量産。
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給電方法は色々悩んだ結果給電板そのものにバネ機能を持たせることにしました。
いつものNゲージで使っているようなスプリングを使った給電方法も考え部品も買いましたが、そこそこ強い電気が流れる可能性を考えて断面積の小さないつものバネは使わないほうがいいだろうという結論に達しました。
これで理論的には7A(25℃時)まで耐えられるようになりました!
★先頭車
☆

先頭車は乗務員室の分だけ短くなっています。
さらに、この室内灯回路から電源を引っ張り前面のLED方向幕+運行番号表示を点灯させます。
進行方向によらない前面表示の電源としては、整流される室内灯の電源から引っ張ったほうがいいのです。
ちびっと出ている短いケーブルが前面表示に送るケーブルです。
★ここでも特殊なサハ204
室内灯そのものの構成は一緒ですが、真鍮ボディのサハ204においては給電方法は他の7両とちょっと違います。
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各台車から片極ずつ中心ピンからケーブルで引っ張る仕様です。
ライト基盤の取り回しもちょっとだけ違います。

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取り付けはステンレステープです。
真ん中に梁があり、端に給電の足が通っているのでテープがなくても落ちることはありませんが、左右に少し動いてしまうのを防ぐ目的と同時に、抵抗の断熱材を固定する役割もあります。
室内灯を取り付けたら、いよいよ屋根と床板と合体してテストです!(先頭車以外)
☆

おお~
カッコいいですね!
これで一気に電車になった感じがします!
早く編成にしたいです!

方向幕は、光源がすぐ近くにあるためいい感じに光っています!

ツヤありの床の成果です!
やっぱりいいですね!
表面処理をしないツヤあり仕上げ、本物同様リノリウム床みたいな感じになりました!
半ツヤでもツヤ消しでもこの効果は出ません。
処理しないボテッとしたツヤありだからできた仕上がりです!
☆

サハ204はエンドウの片台車片極集電がベースですので、集電性能はイマイチです。
しかし美しさは一級品です!
念入りに光漏れの確認をします。
計算された遮光処理とステンレステープのお陰で完璧に光を閉じ込めています。
美しいです!
高橋スペシャル室内灯ver2完成です!
中間車はほぼ出来上がりですね!
次回、先頭車顔まわりを組み立てましょう。
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Posted on 2017/06/11 Sun. 11:00 [edit]
category: JR・日本国有鉄道
tag: HOゲージ 鉄道模型 アクラス JR205系 横浜線 H27編成 室内灯