すみだ総合車輛センター SUMIDA Comprehensive Depot

主に鉄道模型製作や改造の代行の記録、たまにプラモデル、稀にどこか行きます。キンモクセイの香りはいいなぁ~

1/80ホキ9500のインレタをつくろう  

いままで車両製作と抱き合わせだったオリジナルインレタですが、早くも第3弾のインレタ単体の注文がきました!

製作するのは1/80(HOゲージ)ホキ9500の奥多摩工業のものです。

依頼を受けたのはだいぶ前ですが、本日ブログを公開するにあたりものすごいタイムリーなタイミングだとクライアントからも言われました!

トミックスからはEF64-1000、先日の蒲田のイベントではED16も発表されたとのことで、今回のインレタが出来上がれば青梅の貨物を再現する材料が揃うということになります。


2017010913190000.jpg

サンプルとして何も貼っていないホキがやってきました!

HOゲージの貨車は当ブログ初めての登場です!

せっかくですから、色々見てみましょう。


2017010913200000.jpg

塗装は、『カツミだなぁ~』って感じです!

モールドの角が埋まっています。

後付けのパーツがまだ取り付けられていませんので、なんだかノッペリしています。


2017010913200001.jpg

貨車だからでしょうか、思ったより簡単なつくりです。

車軸の追従機構もなく、構造としてはNゲージをそのままでかくしただけって感覚です!


2017010913240000.jpg

台車のモールドはNゲージ以上に簡素です!

実車もこんな感じですからそう見えてしまいます。

スプリング(サスペンション)にカバーみたいなのがついているのは、やはり石灰石を運搬して下からバラバラと出す使用環境を考慮してのことでしょうか。

スプリングに石灰石が挟まったら大変です。

2017010913230001.jpg

ホキの「ホ」はホッパ車のホです。

ホッパ車とは、石炭や石灰石などを輸送する貨車のことなのです。

2017010913230000.jpg

自動連結器が備わっています。

カツミ純正の連結器で、トミックスのTNカプラーのようにいくらか伸縮ができます。

2017010913170000.jpg

こちらが純正のマーキングです。

右はインレタですが、左はデカール(の原稿を見やすく加工したもの)です。

デカールでは後処理が大変で、且つ見た目もよくないことからインレタ化の打診がきました。



車番も社名も何もない、プレーンな状態のホキです。

コレに今回制作するインレタを貼ってかっこいい青梅線ホキに仕立てます!
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Posted on 2017/10/22 Sun. 13:00 [edit]

category: 貨物

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tag: HOゲージ  鉄道模型  ホキ9500  カツミ 
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鉄コレ都営10-000形を大改造2  

実際の制作に取りかかります!

まずは注文から到着まで時間がかかる床下機器の設計です。

もう、第2回で設計というこの流れは定着してきました!



★チョッパ装置

まずは主制御器という流れも定着してきました笑

一応特記しますが、今回は初めての「チョッパ装置」となります。

従来の抵抗制御に代わって登場し、今まで余剰電気エネルギーを熱エネルギーに変えて大気に捨てていたそれと比べエネルギー効率がグンと上がったチョッパー制御です。

いまやVVVF制御にとって代わられましたが、鉄道技術の進歩を語る上で欠かせない存在です。

形式名はCHH-1667です。


Chopper-1.png

ん゛ーーーーーーーーーーって音がチョッパ制御の代名詞な感じもしますが、あれは高速で電気回路をONOFFしてて発生する音です。

機種にもよりますが1秒間に1000回以上もONOFFの切り替えをする機種もあります。

サイリスタやパワートランジスターなどの増幅素子が中にあり、それをなんとか冷却しなきゃならないのはVVVFと一緒ですので、機種によってはVVVFのように冷却ユニットが飛び出している特徴的な見た目になっています。

車のエンジンで言うところのラジエータ、犬で言うところの舌、男子で言うところの○○○○です。

電機子チョッパは他のチョッパよりも多くの電流が流れ、且つ回生もできるようにしたためかなり大型になりました!


「チョッパ」だけで検索すると、わりと早めにあの青っ鼻のトナカイが出ます。

このブログのこの記事が、いつかあの青っ鼻のトナカイより上位に来ることがあるでしょうか。

☆あの青っ鼻のトナカイ
2017101911490000-2.jpg

あの青っ鼻のトナカイの名前もチョッパ制御も由来は一緒です。

切り刻むという意味です。


Chopper-DEKITA.png

できました!


★断流器


10-000MainSircuit-Contactor.png

数あるチョッパの中でも電機子チョッパは多くの電流が通るのでかなり大型。

最近の電車は、こういう見た目に特徴のある機器がなくなってきて悲しいです。


★フィルターリアクトル

10-000FL.png


ちょっと床下機器に興味がある人なら、都営10-000形から連想するのはチョッパーよりもこの丸い3連ではないでしょうか。

丸い3連の正体はフィルターリアクトル。

でっかいコイルです。

コイツは電気の流れを安定させる作用があり、ある程度電気を蓄えてくれることでONとOFFだけであった電圧を平均化してくれて、徐々にモーターの端子電圧を上げるような働きをしてくれます。(ONの時間が長くなれば端子電圧が上がる)

スイッチングのときに発生するノイズも吸収してくれます。


★コンプレッサ


C2000M-1.png

こちらはコンプレッサーを描いています。

初登場となるCー2000Mです。

近年は箱に収められつつあるコンプレッサ。

この頃はまだメカメカしい姿のコンプレッサが鎮座しています。

見た目が楽しいメカメカしい床下機器は、設計が実に大変です。

HS20もこのC2000Mも数日かかりました…


描いていると仕組みに詳しくなるし、逆に機械に詳しければ設計の手助けになります。

このC-2000M、どうやらモーターに内臓のファンでユニット全体の通気を行っているようで、その経路は底の穴→エア集合管→モーター→シリンダーです。


C2000M-2.png

だんだん形になってきました!


C2000M-3.png

で…できました!

この10-000形の中で一番の大作です!

いいですね!


ただ…

コンプレッサといえばモーターとシリンダー。

このC2000Mはシリンダーはカバーに隠されてしまいました。

205系なんかはシリンダーは露出していたと思います。


★SIV


SIV-2D.png

補助電源装置、SIVを描いています!

この平面が

SIV-3D.png

こうなって

10-000INV-004-A.png

こうなります!

これもなかなか特徴ある見た目です。

形式名はINV-004-Aです。


★組み合わせ


10-000-M1.png

M1車です。

断流器がある側は細かい箱が並びます。


10-000-M2.png

M2です。

補機類が並んでいます。

10-000-ZENBU.png


全部できました!

Tc、M1、M2と3種類作れば完結するかなーと思っていましたが、M2車は2パターンあるし、そもそもベースを作るまでが大変でした。

次車によって微妙に違うし、時期によって保安装置が京王ATSだったり京王ATCだったり。

資料がなかなか集まりませんでした。

今回のモデルは3次車の晩年京王ATCバージョンです。


さっそく注文しましょう。



参考文献等
鉄道ファン2001年11月号、大手私鉄の多数派系列ガイド11
鉄道ピクトリアルNo.704、2001年7月号臨時増刊号【特集】東京都営地下鉄
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Posted on 2017/10/19 Thu. 17:00 [edit]

category: 東京都交通局

thread: 鉄道模型 - janre: 趣味・実用

tag: Nゲージ  鉄道模型  鉄道コレクション  東京都交通局10-000形 
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鉄コレ大阪市営地下鉄66系を大改造6:動力  

66系の第6回です。

なんだか恐いです。

そんな恐い6回目は、奇しくも当ブログで「魔改造」と銘うっているトミックス動力19m化改造の話です…


2017090721320000.jpg

こちらが今回犠牲になったトミックス動力ユニットです…

この動力ユニットの胴体を鋭利な刃物で3つに切り刻み、機械でエグるのです…

2017090900050000.jpg


何事もなかったのように処理され、フランケンシュタインのごとく繋ぎ合わせられ、外からはわからないように偽装工作されるのです…


2017101418260000.jpg

内部パーツもズタズタに…

まさに魔改造…






ダメだ、定まらねぇ笑


2017101418320000.jpg

床下機器は3Dプリンターで出したもの、台車も66系のものに交換しバッチリ。

コレを取り付けるためにモーターマウント部の側面を削っています。

塗装もダイキャストフレームに取り付けてから行いましたので、統一感もあっていい感じです。


2017101418350000.jpg

トミックス動力の安定性、静粛性、メンテナンス性、室内見通し性、全て継承し長さだけが19mになりました!


2017101418330000.jpg

試運転も快調です!

これで動力は完成です!

2017101418340000.jpg


次回はライトの点灯化改造をしましょう。
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Posted on 2017/10/18 Wed. 17:00 [edit]

category: 大阪市交通局

thread: 鉄道模型 - janre: 趣味・実用

tag: Nゲージ  鉄道模型  鉄道コレクション  大阪市営地下鉄66系 
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高級3Dプリンター、Projet3500HDMax。  

オリジナル床下機器パーツにオリジナル台車パーツに、すっかり板についた3Dプリント。

出力が行われるのは3DーSystems社製Projet3500HDMaxという1,400万円くらいする機械です。

今回ひょんなことから出会った株式会社エルドラモデルの代表の及川さんのご厚意で、同社所有の3500HDーMaxのモノホンを見学させていただきました!


NEC_0153-2.jpg

コレが私の模型作りを変えた3Dプリンター、3DSystems社製Projet3500HDーMaxです!

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この機械のお陰で東武250系も阪急1000系もウエスタンリバー鉄道ミシシッピ号もできたのです!


NEC_0140.jpg

一緒にパチリ。


この写真で見る大きさ的にはウチの170L冷蔵庫よりちょっと大きいかなくらいですが、奥行きが結構あります。

重量は約300kg。

家に置くには大変です。


NEC_0142.jpg

こちらがフタをあけたところ。

下の銀色のがワークスペースで、この範囲のなかで出力します。

堅牢なアルミフレームも見えます。

ワークスペースと出力制御部の位置関係も精度が要求されるので、わずかな歪みも許されないからこその構造だと思います。


NEC_0145.jpg

ユーザーインターフェースはタッチパネルのGUIです!

操作性はよさそう。

当然全部英語でしたが、知ってる言葉がたくさん表示されていました。

「UHD」とか。

いつも床下機器を出してもらうのは「XHD」、通称「XtremeーMode」です。


実は今回、東武250系3本目に使用する3Dプリントパーツを出してもらいました。

その際「XHD」を指定しましたが、フィギュアの製作がメインのエルドラモデルさんにおいてXHDは初めて使ったとのこと。

もったいねえ!


NEC_0150.jpg

こちらはDMMを利用していたら見ることはない、サポート材がついた状態の出力品。

エルドラモデルさんはフィギュアに特化した造形スタジオで、先ほどの代表の方は造形師さんなのです。

こちらのイカツイ戦士は同社オリジナルキャラクターなので撮影OK。


NEC_0146.jpg

エルドラモデルさんには別の3Dプリンターがあります。

こちらも紫外線による硬化作用で造形していくものです。


NEC_0149.jpg

それで出力されたものがこちら。

元データは先ほどの戦士です。

3500HDーMaxのXHDには及びませんが、かなり精巧です!

この程度の積層痕ならサフ500を吹いてちょっと研くだけでスベスベにできると思います。

このサイズのフィギュアなら要求を満たしてくれます。



さて、エルドラモデルさんはProjet3500HDMaxの稼働率が低くて困っているとのこと。

今回は宣伝してほしいということで、さらっと紹介させてもらいます。


→エルドラモデル


文京区本郷、東京ドームのご近所にあるエルドラモデルさんでは、DMM.MakeのアクリルUltraMode・XtremeModeと同じ水準の3D出力ができます。

ただ、DMMよりだいぶ高額です。

そりゃそうだ、DMMの出力は石川県のため地面代が違います。

何もないとDMMには敵わないのですが、その他のサービス面で特筆すべき点がたくさんあるので書いておきます。


※土日対応可

急ぎの場合これはでかいと思います。

DMMは土日完全休業です。

データチェックも含めて対応してくれます。


※ワークスペースカスタマイズ可

298mm×185mm×203mmのワークスペースを複数のsolidで埋め尽くせば、割安になるかも知れません。(縦に重ねてはダメ。キレイに仕上がらない)

ワークスペースを想定した配置をされたSTLをそのまま入稿できます。(要相談)

いっぱいいっぱいに配置して、高さ(Z座標)8mmでだいたい3~4万円だそうです。

お友達を募って割りましょう。


※なんと言っても都内

こちらもデカイです。

高い地面代の代わりに、都内近郊ならば床下機器くらいならタイミングが合えば24時間後に受けとることだってできます。



※サポート材そのままも可

基本的にはDMMと同じようにサポート材を取って納品してもらうようになりますが、そのままでも可です。


まとめると、
・クオリティはDMMと一緒
・DMMよりは高額
・土日対応可
・ワークスペースカスタマイズ可
・ワークスペースいっぱいいっぱいで10mm弱厚くらいで3~4万円(Xtreme-Mode)
・後払い
・場所は花の東京


3500HDーMaxは高い機械(1,400万円)ですからできればフル稼働させたいそうですが、まだそこには至ってないようです。



注文の際に「すみだ総合車両センターのブログを見た」と言ってください。

そうすれば、なんと!





何も起きません。
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Posted on 2017/10/11 Wed. 17:00 [edit]

category: 模型

thread: 模型・プラモデル - janre: 趣味・実用

tag: Projet3500HDMax  3Dプリンター 
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鉄コレ大阪市営地下鉄66系を大改造5:3Dプリンター床下機器  

3Dプリンターで出してもらった床下機器パーツが到着しました!


2017090716070001.jpg

おお~

2017090716070002.jpg


早く洗浄してサフを吹いて造形を見たいです!


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おお~

いいですね~


2017090721170002.jpg

VVVFはメッシュが潰れています。

この前は出たサイズなのに。

おそらく出力方向に対して斜めにメッシュがつくのが要因でしょう。

でもこれ以上メッシュのサイズを上げたら変になるんだよな~


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C2000Lコンプレッサは美しいの一言です!


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これ1つ設計するだけで数日かかりましたが、その苦労の甲斐はありますね!


2017090721190000.jpg

下から見たらこうなってるんだ~


2017090721210000.jpg

コックや配管類もいいですね!

データがクソ重くなった原因はこのコック類にあると思っていますが、その甲斐はありますね!

全号車にありますので、66系を象徴する部分と言えるかも知れませんね!


2017091318510000.jpg

このコネクターみたいなヤツも全号車にあります。

大小2つの位置関係を探るのに苦労しました。


2017091318500000.jpg

SIVも立体的です!

グリルがちゃんと出ていますね!


2017100611320000.jpg


塗装しました!

使用した色は台車と同じMr.カラー306番のグレーFS36270です。


2017100612510000.jpg

取り付けはゴム系接着剤!

今回のあとから別付けパーツはM車のフィルタリアクトル奥行きと、T車のタンデムタンクです。

組み立ては簡単。



★じっくり見る

1両ずつ見ていきましょう。


2017100611350000.jpg

2017100611360000.jpg


Tec車は珠玉のC1000L型コンプレッサとエア関係、SIV、コック類と見どころ盛りだくさん。

たぶんすみ車の床下機器史上最も複雑な作りになったと思います。


2017100611370000.jpg

M車は主回路系の機器です。

2017100611400001.jpg


冷却ユニットに縦スジの入ったVVVF装置が特徴的。

唯一無二ではないでしょうか。

2017100611410000.jpg

ギュウギュウいっぱいにはなっていません。


2017100611410001.jpg

コネクターっぽいものの位置関係を探るのに苦労しました!


2017100611430000.jpg

T’車はほとんど何も載っていないので奥までよく見えます。

そのため、66系の特徴と言えるかも知れない二段で配置されたタンデムなタンクを表現しました。

パッと見て何もないと思うなかれ、タンデムタンクもかなり特徴的です。


2017100611430002.jpg

Tp’車にはコンプレッサが搭載されていて、T’車に比べればいくぶん賑やかです。
タンデムタンクも。


2017100611450000.jpg

コンプレッサがついているからかTp’車には編成唯一の表に出ているタンクがあります。

コンプレッサがあるのでおそらく元空気溜めかと思います。


これでほぼ完璧な66系です!

2017091618220000.jpg

この角度で覗くのが気に入っています。

配管やコックがリアルに再現され、見通したときの複雑さがテンション上がります!

すみ車史上最もデータが重くなってしまった見返りです。



次回は動力改造をしていきます!
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Posted on 2017/10/06 Fri. 17:00 [edit]

category: 大阪市交通局

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tag: Nゲージ  鉄道模型  鉄道コレクション  大阪市営地下鉄66系 
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